キャバクラとは?黒服(ボーイ)の役割と働き方・注意点を解説
目次
キャバクラとは、キャストやキャバ嬢と呼ばれる女性がお客さんの隣に座り、一緒にお酒や会話を楽しむ飲食店のことです。
キャバクラで働く黒服(ボーイ)は、お酒の配膳やフロアの管理などお店の運営を支える裏方の業務全般を担います。
この記事では、キャバクラの特徴や他のナイトワークとの違い、黒服の給料相場、働く前に押さえておきたい注意点などについて詳しくまとめました。
これからナイトワークに挑戦したい方は、ぜひ参考にしてみてください!
キャバクラは、お客さんの隣にキャスト(キャバ嬢)が座り、一緒にお酒や会話を楽しむ飲食店を指します。
風営法という法律のもとで営業しており、お客さんが気に入った女性を選べる指名制度があるのが特徴です。
店内では、キャストがお客さんの隣に座って接客を行い、黒服はお酒の配膳やフロア全体の管理といった裏方の業務に徹します。
なお、名前が似ているキャバレーは、生演奏やショーなどを楽しむ昔ながらの業態であり、キャバクラとは料金システムや営業スタイルがまったく異なります。
黒服として働く際は、キャストが隣に座って接客し、指名制度があるというキャバクラの基本的な仕組みを理解しておきましょう。
キャバクラの料金は、時間ごとの席代である《セット料金》をベースに、さまざまな追加料金が加算されていく仕組みになっています。
具体的な料金の項目と相場は以下のとおりです。
| 種類 | 費用の相場 |
| セット料金 | 3,000円〜10,000円程度 |
| サービス料 | 会計の15%〜30%程度 |
| 指名料 | ・本指名:2,000円〜3,000円程度 ・場内指名(フリー客による指名):1,000円〜2,000円程度 |
| キャストのドリンク代 | 1杯1,000円~2,000円程度 |
| ボトル代 | 数千円~数十万円程度 |
| 同伴料 | 2,000円〜5,000円程度 |
一般的なランクのキャバクラの場合、1人あたり1万〜3万円程度が費用の目安となります。
キャバクラの客層は、お店の料金設定やランクによって大きく変わります。
以下がランク別の主な客層です。
| ランク | 主な客層 |
| 大衆店 | ・20代〜30代の会社員や学生 ・友人同士で気軽に来店するケースも多い |
| 中級店 | ・30代〜50代の中堅や管理職クラスの会社員 ・接待や仕事終わりの飲み会などで利用されやすい |
| 高級店 | ・経営者や医師、著名人など ・人脈作りや非日常な体験を求めて利用するケースも多い |
黒服として働く際は、お店のランクや客層にふさわしい言葉遣いや接客態度を身につけることが求められます。
夜の業界で黒服として働くなら、キャバクラと他のナイトワークとの違いを知っておくことが大切です。
お店の業態によって独自のルールやターゲットとなる客層、提供するサービスの内容が大きく変わります。
ここでは、代表的なナイトワークである《高級クラブやラウンジ》《ガールズバーやコンカフェ》《スナック》とキャバクラとの違いを見ていきましょう。
キャバクラと高級クラブ・ラウンジの大きな違いは、会員制かどうか、指名制度があるかどうかという点です。
銀座や六本木などに多い高級クラブは、既存のお客さんからの紹介がないと入店できない《会員制》のお店が多く、料金も高額に設定されています。
また、ラウンジはキャストが一つの席に留まらず、移動しながら接客を行うスタイルが一般的で、キャバクラのような指名制度を取り入れていないケースも多いです。
一方でキャバクラは、紹介がなくても誰でも気軽に来店でき、お気に入りのキャストと一対一で会話を楽しむ《指名接客》が基本になります。
ガールズバーやコンカフェとキャバクラの違いは、法律上の《接待》にあたる行為があるかどうかです。
キャバクラは、お客さんの隣に座って会話をしたり、お酒を作ってお酌をしたりする接待を行います。
一方、風俗営業許可を取得していないガールズバーやコンカフェでは、このような接待行為は法律で禁止されています。
そのため、ガールズバーはカウンター越しでの接客のみとなり、料金も比較的リーズナブルです。
コンカフェも特定のテーマに沿った世界観が特徴のカフェ業態のため、基本的に隣に座っての接客はありません。
キャバクラは、特別な許可(風俗営業許可)を得てお客さんの隣に座る接客を提供しているお店であることを知っておきましょう。
スナックとキャバクラの違いは、お店の雰囲気と客層にあります。
スナックは地域密着型の居酒屋に近いアットホームな存在ですが、キャバクラは日常を忘れて楽しむ非日常的な空間として位置づけられています。
また、スナックでは《ママ》と呼ばれる責任者が中心になり、幅広い年代の常連客と一緒に会話やカラオケを楽しむのが基本です。
そして、深夜まで営業できる届出(深夜酒類提供飲食店営業の届出)をしているお店が多いのもスナックの特徴といえます。
一方、キャバクラは、キャストと一対一で特別な時間を過ごす場所です。
そのため、黒服には、お客さんに非日常の空間を味わってもらうための、徹底したサポートが求められます。
キャバクラで働く黒服は、お店の売上や雰囲気を左右する重要な存在です。
単にお酒を運ぶだけではなく、店舗の運営に関わる幅広い業務を担当します。
ここでは、黒服の具体的な仕事内容から給料相場、将来に向けたキャリアパスや昇進ルートまで詳しく解説します。
ぜひ、入社後の働き方をイメージしながら読んでみてください!
黒服は、一般的な飲食店のホールスタッフとは違い、店舗運営の中核を担う重要なポジションです。
接客以外にも、営業前から閉店後まで業務内容は多岐にわたります。
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・ホール業務(お客さんの案内、会計、灰皿の交換など)
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黒服は、さまざまな業務をスムーズにこなすために、常に店内全体の状況に目を配ることが大切です。
また、その場に応じてスピーディーに行動できる《広い視野》や《的確な判断力》も重要なポイントになります。
黒服とは?ボーイとの違いや仕事内容・給料についても徹底解説!
黒服の給与システムは、キャストのような個人の売上によるインセンティブ(歩合給)はほとんどありません。
その代わり、役職が上がるにつれて固定給も上がる、安定した仕組みが整っているケースが多いです。
給料相場は、アルバイトの場合は時給1,000円〜1,500円程度からのスタートが一般的です。
正社員になれば月収25万〜30万円ほどになり、マネージャーで月収40万円以上、店長クラスまで昇格すると月収70万〜120万円ほどが見込めます。
真面目にコツコツと業務に取り組み役職を上げることで、安定した収入を得やすいのが魅力です。
キャバクラで働くボーイの給料っていくら?給与アップの方法まで解説!
キャバクラ店長の仕事内容は?給料相場や大変なポイント、求められるスキルを解説
黒服には、経験と実績に応じてステップアップしていけるキャリアパスが用意されている場合があります。
ナイトワークは、年齢や学歴に関係なく、現場での頑張りがそのまま評価につながりやすい世界です。
基本的には新人スタッフからスタートし、現場のリーダーである《主任》、店長をサポートする《副店長》、店舗の最高責任者である《店長》へと昇進していきます。
1つのお店に長く勤めて役職を上げる方法もあれば、よりよい条件を求めて他店舗へ移籍しながらキャリアを積む方法もあります。
そして、経験を積んだ先には、独立して自身のお店をオープンし、オーナーになる道が開かれているのも特徴です。
キャバクラで黒服として働き始める前に、夜の業界ならではのルールを理解しておくことが大切です。
一般的な飲食店とは異なる環境のため、知らずにルールを破ってしまうと思わぬトラブルに発展するケースもあります。
黒服としてスムーズに業務をスタートできるよう、入店前に押さえておきたいルールについて確認しておきましょう!
キャバクラの現場では、《業界用語》や《ハンドサイン》が日常的に飛び交っています。
これらを知らないと、先輩スタッフやキャストとの連携がスムーズに取れず、業務に支障が出る可能性があるため理解しておくことが大切です。
たとえば、灰皿の交換や会計の指示を出す際などは、お客さんとの会話を邪魔せずに意思疎通ができるハンドサインでのやり取りが基本となります。
仕事でつまずかないためにも、代表的な用語やサインは事前に覚えておくと安心です。
黒服向けキャバクラ用語ガイド|役立つハンドサインも含めて完全解説!
キャバクラのハンドサイン完全ガイド|黒服(ボーイ)ならだれもが知っておくべき意味や使い方を解説!
黒服がお店で働くキャストと恋愛関係になることは、ほとんどのお店で厳しく禁止されています。
キャストはお客さんを呼ぶことが仕事であり、黒服との恋愛は、お店の売上やスタッフ同士の人間関係に悪影響を与える《風紀違反》とみなされます。
もし恋愛関係が発覚した場合、高額な罰金の支払いを求められたり、クビになったりといった重いペナルティが科せられるリスクがあるため注意が必要です。
軽い気持ちで連絡先を交換したり、プライベートで遊んだりすることは避け、あくまで仕事仲間として接しましょう。
昼間の仕事と掛け持ちで副業やWワークとして黒服を始める場合は、体調管理と税金面に注意が必要です。
深夜までの勤務で寝不足になり、本業の仕事に支障をきたしてしまっては本末転倒。
心身の健康を第一に考えて、無理のない範囲でシフトを調整しましょう。
また、会社に副業がバレるのを防ぐためには、確定申告の際に住民税の納付方法を自分で納める《普通徴収》に切り替えるといった対策が必要になります。
ボーイ(黒服)の副業は会社にバレる?両立させるポイントやメリットデメリットを詳しく解説!
キャバクラの黒服として働く際は、お店のルールや法律を守る必要があります。
ルールや法律に反すると、自分だけでなくお店全体に迷惑をかける可能性も!
ここでは、黒服が業務中に気をつけるべき重要なポイントを6つ紹介します。
黒服として働くうえで、遅刻や無断欠勤は当然NGです。
黒服が1人欠けると、お客さんへのドリンク提供やフロア全体の管理が行き届かなくなり、お店の運営に支障をきたしてしまう恐れがあります。
会計ミスやオーダーの間違いといったトラブルも発生しやすくなり、お客さんからのクレームにつながりかねません。
そのため、多くのお店では、自己管理不足で遅刻や無断欠勤をした場合に罰金や減給などの厳しいペナルティを設けています。
社会人としての基本的なマナーではありますが、日頃から体調管理に気を付けておくことが大切です。
黒服は、常に身だしなみを整え、清潔感を保つことが求められます。
キャバクラは、非日常の特別な空間を楽しむ場所であり、スタッフの見た目や清潔感もお客さんの満足度を左右する重要な要素です。
スーツに目立つしわや汚れがあったり、髪型やヒゲの手入れがされていなかったりすると、お店全体の印象まで悪くなってしまいます。
また、見た目だけでなく、強すぎる香水や体臭にも気を配る必要があります。
出勤前は必ず鏡で全身をチェックして、清潔な状態を保つようにしましょう。
働く前に要チェック!キャバクラボーイ(黒服)の「身だしなみ」で大切なポイントは?
黒服は、キャストやお客さんとの間に適切な距離感を保つ必要があります。
距離感が近すぎるとキャストとの恋愛関係につながったり、お客さんからの思わぬクレームに発展したりする原因になるためです。
実際キャバクラでは、個人的な理由でお客さんやキャストと連絡先を交換することは基本的に禁止されています。
キャストに対しては仲良くなっても礼儀を忘れず、お客さんへは常に丁寧で控えめな対応を心がけることが大切です◎
万が一、理不尽なことを言われた場合でも、感情的にならず冷静に対処しましょう。
キャバクラでは、未成年に関するルールを厳格に守らなければなりません。
風営法により、18歳未満はお客さんとして利用できないだけでなく、スタッフとして働くことも固く禁じられています。
もし、年齢確認を怠って未成年を店内に入れてしまうと、お店が営業停止処分を受ける可能性があります。
また、年齢が18歳以上であっても高校生がキャバクラで働くことは条例で認められていません。
お客さんをご案内する際や新しいスタッフを採用する際は、必ず身分証明書で正確な年齢と職業を確認し、法律を遵守した営業を行いましょう。
キャバクラボーイ(黒服)は何歳から何歳まで?おじさんでも働ける?年齢事情を徹底解説!
客引きとは、通行人の中から特定の人に声をかけてお店に誘い込む行為のことです。
風営法では、道路などの公共の場所で通行人の進路に立ちふさがったり、後ろから執拗につきまとったりして勧誘する行為が禁止されています。
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(風俗営業を営む者の禁止行為等)
引用元:e-GOV法令検索風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和二十三年法律第百二十二号)第二十二条
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なお、よく似た言葉に《キャッチ》がありますが、こちらは無理に誘い込むのではなく、通行人の意思を尊重しながらお店の案内を行う行為を指します。
そのため、キャッチ行為そのものが直ちに法律違反になるわけではありません。
しかし、各自治体が定める条例によっては通行を妨げる迷惑行為として厳しく規制されているケースがある点には注意が必要です。
黒服として働くなら、風営法に違反した際のリスクについても理解しておきましょう。
たとえば、違法な客引き行為をしたお店は、以下のような重い罰則の対象となる可能性があります。
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・刑事罰:6ヶ月以下の懲役、または100万円以下の罰金
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「違法営業だと知りながら業務を手伝っていた」とみなされた場合、働いているスタッフも逮捕される可能性があるため注意が必要です。
また、キャバクラの場合、営業時間にも注意する必要があります。
風営法では、風俗営業許可を取得しているお店について《午前0時(エリアによっては午前1時)から午前6時まで》の営業を禁止しており、《朝まで営業》と謳っているお店は違法営業の可能性が高いといえます。
【最新版】“風営法”とは?黒服が知っておくべき基本知識と注意点を解説!
キャバクラの黒服として働きたいと思ったときに、仕事内容や採用の基準について不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、黒服の求人に応募する際によくある質問や、働く前の不安についてQ&A形式でわかりやすくお答えします。
黒服の仕事を始めるにあたって、特別な資格や専門的なスキルは必要ありません。
業務に必要な知識や接客スキルは、現場で働きながら自然に身につけられます。
入社後は、お酒の作り方やテーブルの片付けといったホール業務からスタートし、先輩スタッフに教わりながら少しずつ仕事を覚えていきます。
最初から完璧にこなす必要はないため、特別なスキルを持っていなくても安心して始められるでしょう。
キャバクラの黒服は、まったくの未経験でも採用されやすい職種です。
多くのお店では、新しいスタッフをゼロから教育することを前提に求人を出しています。
実際、現場で活躍している黒服の中にも、元々は昼間の異業種で働いていた未経験スタートの男性がたくさんいます。
挨拶や身だしなみといった基本的なマナーが身についていれば、経験がないこと自体を理由に採用されないということはほとんどありません。
タトゥーやピアスがあっても働けるかどうかは、お店のルールによって異なります。
これは、お店のコンセプトや客層によって、スタッフに求められる外見の基準が変わるためです。
一般的に高級店になるほど身だしなみの基準は厳しくなりますが、大衆店ではタトゥーやピアスが許可されているケースもあります。
入店後のトラブルを防ぐためにも、求人に応募する際や面接のタイミングで、事前にお店へ確認しておくのがおすすめです。
キャバクラにおける黒服は、お店全体の売上や雰囲気を大きく左右する重要なポジションです。
業務内容は、接客や配膳、フロア管理やキャストへのサポートなど、多岐にわたります。
特別な経験やスキルがなくても挑戦しやすく、真面目にコツコツと取り組めば、キャリアアップや収入アップも目指せるでしょう!
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ジョブショコラ編集部
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