キャバクラで働くボーイの給料っていくら？給与アップの方法まで解説！
キャバクラで働くボーイの給料っていくら？給与アップの方法まで解説！
目次
ナイトワークには男性向けのさまざまな職種があります。
そして、その代表格といえるのが、キャバクラのホール業務を担当するキャバクラのボーイです。
ナイトワークは稼げるイメージがありますが、キャバクラのボーイはどれくらい稼げるものなのでしょうか。
当記事では、キャバクラボーイの給料の仕組みや相場について紹介していきます。
キャバクラのボーイとして給料を上げる方法や働く際の注意点、キャバクラのボーイに向いている人材についても紹介するので、現在働いている方だけでなく、ボーイの仕事に興味がある方も参考にしてください。
キャバクラのボーイの給料は、基本的に「基本給」「歩合」「ボーナス」の3つで成り立っています。
そして、それぞれの金額を合わせた合計額がキャバクラのボーイの月給になります。
まずはそれぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
基本給とは、ほかの職業と同じく月ごとに必ずもらえる給料のことです。
原則、正社員であれば月給、バイトであれば時給で支払われます。
ナイトワーク以外の接客業と比べると、キャバクラのボーイの基本給は比較的高めです。
また、実力主義の世界なので、頑張りや成果が認められると昇格して基本給がアップする可能性もあります。
実際、未経験のアルバイトから正社員のボーイに昇格するケースも多く、昇格や昇給のスピードが速い職種であるのも特徴です。
キャバクラのボーイは、基本給にプラスして歩合がもらえるケースがほとんどです。
歩合とは成果報酬型の給与のことで、担当しているキャストが売上を伸ばすと、キャストだけでなくボーイも歩合をもらえます。
ただし、すべてのボーイが歩合をもらえるわけではありません。
歩合をもらうことができるのは、基本的にキャストを複数人担当するマネージャークラスのボーイです。
担当するキャストの月の売上が多いと、一気に給料を上げることができますよ。
ボーナスは、特別なタイミングでもらえる臨時の給料です。
キャバクラのボーイの場合、以下のタイミングでボーナスをもらえることがあります。
| チップ | お客さんから直接もらえるボーナス。良い接客をしたときや席を盛り上げたときなどにもらえることが多い。買い出しのお釣りをチップとしてもらえることも。 |
| 大入り | お店の売上が良かったときや一定の目標売上額を上回ったときにもらえるボーナス。 |
| 入社祝い金 | 入社したタイミングでもらえるボーナス。3〜10万円が相場。 |
ボーナスの有無は、お店によって異なります。
キャバクラのボーイとして高収入を目指したい方は、これらのボーナス制度があるお店を選ぶと良いでしょう。
キャバクラのボーイの基本給は、役職によって大きく異なります。
ここからは、役職ごとの基本給の目安を見ていきましょう。
ただし、今回ご紹介するのはあくまでも目安であり、実際の金額はお店やエリアによって異なります。
アルバイトのキャバクラボーイの場合、基本給となる時給は1,000～1,500円が目安です。
ただし、実力や成果が認められるとアルバイトでも昇給するお店もあります。
アルバイトとして働くキャバクラボーイの主な仕事はホール業務で、具体的に以下の業務を担当します。
| 掃除 | 開店前のお店やトイレなどを掃除する |
| 食器洗い | お客さんやキャストが使用したグラスなどの食器を洗う |
| アイス交換 | 営業中のアイスペールを交換する |
| 灰皿交換 | 吸い殻が溜まった灰皿を交換する |
| キッチン業務 | ドリンクやフードを準備する |
| 買い出し | お客さんやキャストに頼まれたものを買いに行く |
| タクシー手配 | お客さんが帰る際のタクシーを手配する |
正社員のキャバクラボーイの場合、基本給である月給の相場は25〜30万円ほどです。
厚生労働省のデータ（※）によると、大卒の平均的な初任給は約21万円なので、ほかの職業と比べると比較的高い給料をもらえるといえます。
また、正社員のキャバクラボーイは、前述したアルバイトの仕事に加え、以下の仕事を任されることが多いです。
| 接客 | お客さんの席に付き席を盛り上げる |
| 付け回し | どの席にどのキャストを付けるかを判断する |
| キャスト管理 | キャストのシフトや勤怠、メンタルなどを管理する |
| キャッシャー | お客さんのお会計を行う |
| 締め作業 | お店の閉店業務やキャストへの指導、送迎の管理を行う |
正社員になると、売上に直結する業務を任されます。
特に付け回しはキャバクラボーイの花形業務といわれ、付け回しがお店の売り上げを左右するといっても過言ではありません。
正社員としてより上を目指すには、お客さんの好みだけでなくキャストの特徴や性格も把握しておくことが必要不可欠です。
（※）参照：厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査結果（初任給）の概況：1 学歴別にみた初任給」
マネージャーのキャバクラボーイの基本給は、毎月40〜60万円程度です。
そして、マネージャークラスになると歩合をもらえることも多いため、毎月100万円以上を稼ぐのも夢ではなくなります。
マネージャーのキャバクラボーイの仕事内容は、正社員の黒服と大きな違いはありません。
しかし、マネージャーになると管理するキャストが増えたり、ナンバー上位のキャストを担当できたりしますので、歩合をもらえる機会が増えるでしょう。
また、マネージャーになるとほかのボーイスタッフの管理や育成を任されることも多いです。
キャバクラボーイのマネージャーはお店の要であり、営業中は各スタッフやキャストに指示を出しながら現場を指揮するポジションを任されます。
キャバクラの店長になると、毎月の基本給は80〜120万円が目安です。
歩合やボーナスなどの割合も増えるので、年収1,000万円以上を目指すことも可能になります。
そして、キャバクラの店長になると、以下のような仕事を任されます。
| 採用 | キャストやスタッフの採用業務を行う |
| スタッフ育成 | アルバイトや正社員のボーイを教育する |
| 企画・マーケティング | お店のイベント企画や売上を作るためのマーケティングを行う |
| 顧客対応 | 常連や太客に接客対応する |
| 売上・ノルマ管理 | キャストの売上やノルマを管理する |
キャバクラの店長は、お店全体のマネジメントを行う立場として、お店の売上を伸ばすことを考えながら上記の業務を行います。
また、お店のボーイが足りない場合は、付け回しやホール業務などの仕事も行わなければいけません。
キャバクラのボーイは、実力や成果次第では年収1,000万円を目指すことができる夢のある仕事です。
しかし、努力をしなければ給料を上げることはできません。
ここからは、キャバクラのボーイとして給料を上げる3つの方法をご紹介します。
・昇進して役職持ちになる
・キャストのサポート・マネジメントを行う
・集客に貢献する
キャバクラのボーイにはさまざまな役職があり、役職につくことで給料アップが期待できます。
また、役職が上がるにつれて、仕事の幅も増え給料だけでなくやりがいもアップしますよ。
以下は、キャバクラのボーイの役職例です。
・主任
・サブマネージャー
・マネージャー
・ヘッドマネージャー
・副店長
・店長
お店の規模が大きければ大きいほど、ボーイの役職は細かく設定されています。
正社員のボーイは、まずは主任に昇進できるよう日々の業務に励みましょう。
アルバイトのボーイの場合は、正社員として登用されると役職者への昇進のチャンスが広がります。
また、アルバイトの場合、できる業務が増えると時給が上がるケースも◎
たとえば、ホール業務ができるようになれば時給100円アップ、付け回しができるようになれば時給300円アップなどの制度を設けているキャバクラも少なくありません。
多くのキャバクラでは、ボーイが担当するキャストの売上が上がると、そのぶんのバックが支払われる歩合制を採用しています。
そのため、キャストが売上を増やせるようなサポートやマネジメントを行うことで、ボーイも給料アップが目指せます。
このサポートやマネジメントの方法は、ボーイによってさまざまです。
・キャストの目標を共有して進捗確認を行う
・キャストの特徴を把握したうえでお客さんに合う接客方法を提案する
・キャストのストレスや悩みを共有する
・キャストの見た目や服装などにアドバイスする
・キャストの仕事へのモチベーションを高める
ボーイの性格やキャストとの距離感などによっても、適切なサポート／マネジメント方法は異なります。
いずれにせよ、キャストの売上を上げるためには、キャストと密にコミュニケーションを取ることが大切です。
ボーイ自身が呼び込みなどで集客に貢献した場合、そのぶんのバックが支給されることがあります。
そして、そのお客さんが常連になることで、お店から評価され基本給にも反映されるかもしれません。
また、集客に対するバックの金額は、お客さんの人数だけではなくお客さんが使った金額も反映されます。
たとえば、4人のお客さんが10万円使った場合と2人のお客さんが30万円使った場合では、後者の方がバックの金額が多い可能性が高いです。
キャバクラのボーイとして働くのには、主に3つのメリットがあります。
ボーイの仕事に興味がある方は、ぜひチェックしてください。
・接客・トークスキルが向上する
・実力や努力次第で収入が上がる
・人脈を広げられる
ボーイは接客を任されることもあり、お客さんに合わせた対応が求められます。
そのため、毎日さまざまなお客さんと接することで、自然と接客やトークスキルが向上するところがキャバクラのボーイとして働くメリットの一つ。
また、お客さんだけでなく、キャストと密なコミュニケーションを取るのもキャバクラボーイの大切な仕事です。
キャストへの気配りが求められるため、コミュニケーションスキルも自然と身に付きます。
ボーイに興味がある方の中には、「コミュニケーションが苦手……」という方がいるかもしれませんが、入店してしばらくはできなくて当たり前なので、先輩ボーイの動きや話し方を観察し、真似してみることから始めてみましょう！
年功序列の風潮がある日本の多くの企業では、昇進や昇給をするには勤続年数や年齢が大きく関係します。
一方、キャバクラなどのナイトワークは、年齢や学歴にかかわらず出世ができる実力主義の業界です。
そのため、たとえ未経験であっても、実力や努力次第で給料を上げることができます。
ほかの仕事と比べると実力がそのまま給与額に反映しやすいので、やりがいを感じやすいのもメリットといえますよ。
そして、仕事ができる人はどんどんスピード出世して、入社半年程度でも役職者になれる可能性があります。
キャバクラのボーイは最初の基本給がほかの業界の仕事と比べると高いため、頑張り次第でより高収入を目指せる夢のある仕事です。
正社員の場合は、各種保険や厚生年金などの福利厚生が充実しているお店も多いので、長く働きたい方にもうってつけですよ。
キャバクラには、経営者や著名人などさまざまな職業のお客さんが訪れます。
とりわけ富裕層のお客さんが多く、普段では知り合えないようなお客さんと話せる機会も多いです。
一晩で数百万といった金額を使うお客さんもいて、そのような方の会話や振る舞いを見るだけでも何か得られるものがあるかもしれません。
お客さんに気に入られると仲良くなれることもあり、将来的に役立つ繋がりを持てる可能性があります。
実際に、企業の社長に引き抜かれ、正社員として新たな道を歩むボーイもいるのだとか。
普通の生活では知ることすらできない世界に足を踏み入れられるのも、キャバクラのボーイとして働くメリットの一つです。
キャバクラのボーイにはさまざまなメリットがありますが、決して楽に稼げる仕事ではありません。
キャバクラのボーイとして働く際は、以下の3つのポイントに注意しましょう。
・体調管理に気を配る
・実力主義であることを受け入れる
・人間関係のトラブルは避ける
キャバクラは夜に営業するところがほとんどなので、昼夜逆転の生活になりやすいです。
接客を担当するようになると、お客さんの席でキャストの代わりにたくさんのお酒を飲む機会も少なくありません。
お店によっては労働時間が長くなることがありますし、基本的に立ち仕事なので、体力勝負の仕事です。
このように、キャバクラのボーイは心身共に負荷がかかりやすい仕事のため、体調を崩さないように健康に気遣う必要があります。
体調を崩して仕事を休むとお店に迷惑がかかるだけでなく、給料の減少にも繋がりかねません。
お店によっては当日欠勤すると罰金が取られることもあるので、体調管理にはくれぐれも注意しましょう。
キャバクラのボーイは、年齢や経験に左右されにくい実力主義の仕事です。
努力のぶんだけ評価されるのはメリットですが、反対に結果を出さなければ昇進や昇給は望めません。
常に結果を求められるため、数字や業績を意識し続けなければならないことは注意しておきましょう。
プレッシャーに弱い方は、数字や業績を意識し続けることがストレスになるかもしれません。
特に役職が上がれば上がるほど、複数のキャストの売上やお店全体の売上も意識する必要があります。
また、お店によってはボーイ同士がライバル関係になることで、いじめや衝突などのトラブルになることも少なくないようです。
先述のとおり、ボーイ同士はライバル関係になることが多く、衝突が起きることがあります。
また、キャストと密なコミュニケーションを取ることを求められる仕事でもあるため、ボーイ同士だけでなくキャストと衝突することも少なくありません。
ほかのボーイやキャストとの人間関係が悪化すると、精神的に疲れてしまいます。
特にキャバクラではボーイよりもキャストが重視される場面が多いので、たとえ自分が悪くなくてもボーイの責任になる場合があります。
さまざまな面倒ごとを避けるためにも、キャバクラで働くボーイはできるだけ人間関係のトラブルを避けるように立ち回ることが大切です。
また、キャバクラのボーイはキャストと恋愛関係になるのはご法度！
万が一、深い関係になると罰金や解雇などの厳しいペナルティが課せられることもあるので注意しましょう。
キャバクラのボーイは、年齢や学歴に関係なく高収入を目指せますが、労働時間が長く人間関係に気を配らなければいけない仕事です。
そんなキャバクラのボーイに向いている人材には、以下の特徴が挙げられます。
・真面目な人
・コミュニケーション能力が高い人
・接客が得意な人
・要領よく仕事をこなせる人
真面目で一生懸命仕事に取り組める人は、上司やほかのボーイ、キャストやお客さんから好印象を持たれやすいです。
キャバクラのボーイはさまざまな人と接する仕事であるため、良い印象を持たれると仕事がしやすくなります。
良い環境で仕事ができると実力を発揮しやすく、頑張りが評価される機会も多くなるでしょう。
真面目に働いて頑張りや努力が認められると、昇給や昇格の可能性が高くなりますので、モチベーションアップにもつながります。
コミュニケーション能力の高さは、ボーイとしての能力に直結すると言っても過言ではありません。
キャバクラのボーイは、キャストやお客さんなどさまざまな人と接する仕事です。
コミュニケーション能力が高ければどんな状況でも即座に対応できるでしょう。
また、キャストやお客さんだけでなく、ほかのボーイとのコミュニケーションも重要です。
ほかのボーイと連携を取りながら、シチュエーションごとに適切な対応をすることが求められます。
キャバクラのボーイの大切な仕事の一つが、お客さんへの接客対応です。
お客さんへの正しい言葉遣いや雰囲気にあった接客を行うことで、お客さんから気に入られることがあります。
お客さんから気に入られると、チップなどをもらえる機会も増えるので、給料アップも期待できるでしょう。
飲食店やアパレルなどで接客経験がある方は、それらの経験をボーイの仕事に活かすことができます。
接客に関してはほかのボーイよりも有利になるため、昇進や昇給の可能性も高まりますよ。
キャバクラのボーイは、要領の良さも大切です。
特に営業中はやるべき業務が多く、要領良くテキパキ仕事をこなせるとキャストやお客さんから良い印象を持たれやすいです。
それがお店からの評価にも繋がり、昇進や昇給のチャンスも増えます。
加えてキャバクラのボーイは、お客さんやキャストについての情報をしっかりと覚えなければいけません。
これらの業務を要領良くこなせると、信頼できるボーイとして評価されるでしょう。
キャバクラのボーイは、高収入を目指せる仕事です。
役職が上がったり売上に繋がる仕事を行ったりすることで給料がアップする実力主義の業界なので、未経験でも年収1,000万円を稼ぐことは夢ではありません
そして、キャバクラのボーイには高収入だけでなく、接客スキルの向上や人脈形成などのメリットもあります。
一方、体力や人間関係の管理が求められるので、働き方には工夫が必要です。
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