キャバクラと高級クラブの黒服の違いとは?役割や給与の差・メリデリについて解説
目次
黒服は「高収入を得たい」「実力主義の世界でどんどん上を目指したい」と考える人にうってつけな職業です。
今回は、キャバクラと高級クラブの黒服の違い、役割や給与の差、実際に働く際のメリットやデメリットについて詳しく解説します。
黒服の魅力をしっかりと理解した上で、あなたに合ったお店を見つけてください。
まずは、黒服が働くキャバクラと高級クラブにはどのような違いがあるのかを解説します。
キャスト、客層、システムの3つの観点からそれぞれの違いを見ていきましょう。
キャバクラと高級クラブでは、在籍するキャストのタイプが異なります。
キャバクラに在籍するのは《キャバ嬢》と呼ばれる女性で、年齢層は18歳から20代前半が中心です。
お客さんも若い年代の女の子と楽しい雰囲気でお酒を飲みたいという人が多く、そうしたニーズに応えるべく、盛り上げ上手で明るいキャラクターの女性が重宝される傾向にあります。
一方で、高級クラブに在籍するのは《ホステス》と呼ばれる女性で、20代後半から30代の落ち着いた年代が中心です。
お客さんは、ゆったりとした雰囲気でお酒を楽しみたいという方が多いため、聞き上手かつ知的で上品な雰囲気の女性が好まれます。
また、キャバクラではドレス、高級クラブでは着物やスーツなどを着て働くという点でも違いが見られます。
キャバクラは、比較的リーズナブルな料金設定になっており、ノリの良い若者からサラリーマン、現役を引退した年配のお客さんなどさまざまなタイプの人が利用します。
常連客はもちろん、新規のお客さんでも気軽に入店しやすい雰囲気のお店が多いのが特徴です。
一方で高級クラブには、経営者、芸能人、スポーツ選手をはじめとしたステータスの高いお客さんが多く足を運ぶ傾向があります。
会員制で一見さんお断りとするお店が多いため気軽に遊びに行けませんが、その分お客さん同士で親密なコミュニケーションを取ることも可能です。
息抜きとしてはもちろん、ビジネスの場として高級クラブが選ばれることもあり、日常ではなかなか出会えない人と人脈を築けるといったメリットもあります。
キャバクラは時間制のシステムとなっており《1セット(40分〜1時間程度)◯◯円》という形で料金設定されています。
この料金の中には、ハウスボトル(お客さん用の飲み放題のお酒)が含まれますが、女の子にドリンクをご馳走する場合は別途オーダーする必要があります。
また、キャバクラではお客さん1人あたりにキャストが1人付き、フリーで来店したお客さんには1セット内で2〜3人の女の子が入れ替わりで付くのが一般的です。
一方で高級クラブは《チャージ料(席料)◯円》のほかに、店内での飲食代が加算されるシステムを採用しています。
この場合、ハウスボトルは用意されていないため、お酒を飲みたい場合は別途料金を支払う必要があるでしょう。
また、接客方法にも違いがあり、高級クラブでは1人のお客さんに対して複数のホステスが付いて接客するのが特徴です。
キャバクラと高級クラブどちらにおいても黒服の存在は必要不可欠です。
「それぞれのお店で役割に違いってあるの?」「キャバクラと高級クラブの黒服ではお給料に違いはあるの?」といった疑問をお持ちの方は、ぜひチェックしてください。
キャバクラにおける黒服の役割は、ホール業務、キャストの教育、付け回しがメインです。
ホール業務には、配膳、ドリンクやフードなどの調理、備品の管理、開店前・閉店後の店内の清掃などが含まれます。
キャバクラの黒服には、お客さんに快適なひと時を提供するための細やかな配慮と他の黒服やキャストとも連携しながら業務をこなすコミュニケーション能力が求められるといえるでしょう。
また、黒服は、キャストへの教育やメンタル面のケア、営業中の付け回しなども担当します。
特に付け回しはそのお店の売上を大きく左右する業務なので、黒服にとっては責任重大です。
お客さんとキャストの相性を瞬時に判断し、適切にマッチさせる能力が求められます。
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高級クラブにおける黒服の役割は、基本的にキャバクラと大きな違いはありません。
ホール業務やキャストの教育などを中心に行いますが、キャバクラの黒服よりもアフターの同行やプライベートでの付き合いが増える傾向にあります。
これは、お客さんとより深い関係を築いた上でお店でのひと時を楽しんでもらうためで、閉店後の食事や休日のゴルフなど行き先はさまざまです。
また、高級クラブを利用するお客さんは社会的地位の高い人が多いため、厳しめなルールが設けられたり接客面でも細心の配慮が求められたりします。
高級クラブで一流の黒服として活躍できるのはほんの一握りとなりますが、ここで培った経験はどの世界でも大いに活かすことができますよ。
キャバクラや高級クラブの黒服の給料は、アルバイトであれば時給1,000〜1,500円程度、銀座や六本木などの一等地のお店であれば時給2,000円を超えることも珍しくありません。
そして、正社員であれば月給25〜30万円程度の高水準な初任給が設定される場合もあります。
一般的にキャバクラでは、高級クラブよりも勤務開始時の時給が低めに設定される傾向にありますが、未経験であってもやる気や実力次第では短期間で出世ができますし、主任やマネージャーなどに昇格するごとに大幅に給与が上がります。
一方で高級クラブは、短期間で出世を狙うのは難しいものの、初めから高めな給料が設定されているので、安定した収入が期待できるでしょう。
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キャバクラと高級クラブでは、どちらもスーツが仕事着とされるのが基本です。
銀座や六本木などの一等地にあるクラブでは、より厳格な装いが求められることもあります。
これは、お店を利用するお客さんに社会的地位の高い人が多く、プライベートだけでなく接待や商談などのビジネス目的でクラブを訪れることもあるからです。
キャバクラと高級クラブのどちらで働く場合も、キャストやお客さんよりも目立つ服装や髪型は避けるとともに、お店の雰囲気に合わせた清潔感のある装いを心掛けましょう。
また、高価なものでなくて構わないので、スーツや革靴などはそれぞれ数着用意して日々の手入れを怠らないようにすることも大切です。
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ここからは、高級クラブの黒服として働くメリットとデメリットについて解説します。
黒服の魅力をより深く理解するとともに、入店後のミスマッチを防ぐためにもそれぞれの項目をチェックしてくださいね!
高級クラブの黒服として働くメリットは次のとおりです。
高級クラブの黒服として働く醍醐味といえば、やはり高収入を目指せることではないでしょうか。
高級クラブの給料は、キャバクラよりも高めに設定される傾向にあり、入店から間もない黒服であってもしっかりと稼げます。
また、黒服は学歴や職歴などを問わず実力主義で評価される点も魅力です。
お客さんに対する礼儀作法から日々の店内業務まで覚えることはさまざまですが、若くして責任のあるポジションを狙いたい人にも黒服はうってつけです。
お店によって違いはありますが、一般的な企業と同じように土日祝日を休みとする高級クラブもあります。
また、年末年始は長期間お店を休みにするクラブも多く、しっかりと休暇を楽しむことが可能です。
・プライベートを大切にしながら働きたい ・高収入とワークライフバランスのどちらも叶えたい ・メリハリをつけた働き方を実現したい |
こうした考えを持つ人にとっても高級クラブは理想的な環境となるかもしれません。
日常ではなかなか出会えないような人と関わりができるのも、黒服として働くメリットです。
特に高級クラブでは、大企業の経営者層、芸能人、スポーツ選手、アーティストをはじめとした社会的地位の高いお客さんがお店を利用することも珍しくはありません。
こうしたお客さんから働きぶりを認められて人脈が広がったり、これまでに体験したことがない趣味が増えたりするのも高級クラブの黒服ならでは。
非日常的な毎日を楽しみたい方にも、高級クラブの黒服はおすすめといえるでしょう。
次は、高級クラブの黒服として働く場合のデメリットをご紹介します。
多くの魅力がある高級クラブには長年黒服として勤めている人が多く、欠員による求人は少なめです。
特に高級クラブは高収入かつ労働環境も整っていることが多いので、その働きやすさから欠員が出にくいという難点があります。
より良い環境で黒服として働きたいのであれば、ジョブショコラをはじめとした求人サイトを活用して日々求人情報をチェックするのがおすすめです。
また、気になるクラブがある場合は直接求人の有無を尋ねて自身の熱意を伝えるのもアリですよ◎
黒服に限った話ではありませんが、ナイトワークを始める上では昼夜逆転生活に慣れる必要があります。
これまでとは違った生活リズムとなるため、朝帰宅してから上手く眠れなかったり、勤務時間中に体調不良を起こしたりして苦労する人も少なくありません。
昼夜逆転生活に慣れるまでは大変ですが、
・日中の人混みが少ない時間帯に気になるお店に遊びに行ける
・役所や銀行手続きなどのために平日休みを取る必要がない
といった点は黒服ならではのメリットともいえます。
高級クラブの黒服として働く上では、急な飲み会への参加やアフターの同行などは避けて通れません。
お客さんの中には、黒服とお酒を飲むことを楽しみに遊びに来る人も少なからずいますし、シャンパンの注文と引き換えに無茶振りをされることもしばしばです。
また、高級クラブの黒服はアフターに同行する機会も多く、お客さんからのお誘いを無碍(むげ)に断ることはできません。
「ゆっくり休みたい」「飲み過ぎて気持ちが悪い……」といった場面でも常にお客さんファーストの精神が求められます。
黒服は、向き不向きがはっきりしている仕事でもあります。
ここでご紹介するような特徴を備えた人であれば、未経験であっても活躍できるチャンスがありますよ。
『誠実で責任感が強い人』は黒服に向いています!
上司からの指示をきちんと守る、お客さんやキャストに対して真摯に向き合うといった真面目さや謙虚さを兼ね備えた人材は、どのクラブでも重宝されるでしょう。
また、入店してすぐの間は店内の清掃や開店準備といった雑用を中心に担当することになります。
こうした下積み期間中でも努力を惜しむことなく真面目に仕事に向き合える人は、周囲からの信頼が高まり出世や昇給へと繋がりやすくなりますよ◎
クラブの黒服として働く上では『コミュニケーション能力』も大切です。
黒服は、さまざまなタイプのお客さんと接する機会が多く、時には理不尽な要求をされる場合もありますが、上手くコミュニケーションを取ることでお客さんを満足させられます。
また、円滑に業務をこなすためには、他の黒服やキャスト達と良好な関係を築くのも重要なポイントです。
《先輩黒服に自分から積極的に話しかける》《女性キャストにしっかりと挨拶をする》《相談を持ちかけられた際は親身になって聞く》などを意識すると、自身の評価アップにつながりますよ◎
一流の接客を学びたい人にとっても黒服はうってつけです。
特に、銀座や六本木などの一等地にある高級クラブはチームプレーを重視するお店が多く、厳しいルールが設けられる反面、一流の接客術を身に付けられます。
プロの黒服や、将来的に他の接客業や営業職として活躍したい人にとってもピッタリの環境といえますよ。
一方で、自分の仕事だけが上手く回れば良いといった協調性のない人、お客さんや他の黒服、キャストに対する思いやりがない人は、十分に力を発揮できない可能性があります。
黒服として活躍できるのは、お客さんに合わせて声のトーンや接し方を柔軟に変えられる人です。
クラブに訪れるお客さんは「とにかくワイワイ楽しみたい」という人だけでなく、「お気に入りの女の子と静かな雰囲気でお酒を飲みたい」「日々の疲れを癒してもらいたい」といった方までさまざまです。
前者のようなお客さん相手であればハイテンションで接客するのも有効ですが、ゆったりとしたひと時を求めるお客さんからは嫌な顔をされる可能性があります。
常に相手が何を求めているのかを汲み取り、その人に合わせたトーンや距離の詰め方を心がけることが大切です。
クラブは、キャストやママなど女性が主役となる世界なので、紳士的で気遣いができる人は黒服として重宝されます。
日々の店舗業務はもちろん、キャストに対する指導や時にママの右腕として相談を受けるなど、縁の下の力持ちとして女性を支えられる人は黒服に向いています。
一方で粗暴な言動が目立ったり、女性の下になってサポートすることに抵抗があったりする人は、黒服として活躍するのは難しいかもしれません。
高級クラブの黒服は、若くして高収入を狙ったり一流の接客術を身に付けたりできる、魅力の多い職業です。
ステータスの高いお客さんがメインの客層となるぶん求められる能力は高くなりますが、《誠実で責任感がある》《コツコツと努力ができる》という人であれば未経験者であっても活躍できるでしょう。
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