キャバクラで新規顧客を獲得する方法は?集客方法について解説
お店の売上を上げるための第一歩、それは何よりも『集客』をすることです。
店舗へお客様が集まらなければ、どれだけ美しく優秀なキャストを揃えても売上には繋がりません。
キャバクラ経営で稼ぎたいなら、まずは集客UPを目指していきましょう!
さて、そうはいってもただやみくもに色々なやり方へ手を出すのでは非効率的です。
まずは【誰を】ターゲットにするのか。
次に【何を優先して】集客をしていくべきか。
上記を明確化していくことが大切です。
そこで当記事では『新規顧客』に的を絞り、キャバクラの売上に直結する最適な集客方法をご紹介していきます。
お客様の獲得に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
では、なぜ売上を上げるために『新規顧客』をターゲットにすることが最適なのでしょうか?
店舗の売上に貢献するお客様は、常連客と新規顧客の2パターンに分かれます。
常連客は、特定のキャストに会いに来て本指名をしてくださる、キャバクラ経営にとって欠かせないお客様。
しかし、そのような常連客を獲得するにも、まずは新規顧客の開拓をしなければいけません。
つまり【何を優先して】の部分に対応する答えとしては、最初に新規顧客を獲得→常連客へと定着させるという順番が肝心です。
一般的に、新規顧客を獲得するためのコストは、既存客にリピートしていただくための費用と比べて倍以上かかるといわれています。
それだけに、リピーター育成を優先する方が高い効果を得られることも。
売上の多くを既存客が生み出している店舗も珍しくはないはずです。
ただ、既存客といえど時間の経過とともに確実に減っていってしまいます。
新たな常連客を作るためにも『新規顧客』の集客を常に意識することが大切です。
『短期間ですぐにお客様を増やしたい』『長い目で見て安定した効果を得たい』
それぞれの目的によってやり方を変えることで、より効率よく新規顧客を獲得することが可能です。
ここではその代表的な集客方法を4つ、詳しくご説明していきます!
〈無料案内所〉とは近辺にあるキャバクラやガールズバー、クラブなどの店舗を無料でご紹介している場所です。
仕事帰りのサラリーマンを始め、中には行きつけの無料案内所を持っている方も多数。
お客様にとっては気軽におすすめのお店を知ることができ、お店側にとっては新規顧客へのアピールへと繋げられます。
この集客方法が対象となる層は、Web検索をあまり利用しない年配の世代。
また効果としては、短期間で結果が出るオフライン広告としての機能を果たします。
ぜひ積極的に活用していきましょう!
ちなみに、無料案内所のご利用料金は成果報酬制が基本です。
お客様を店舗に案内してもらった場合に料金が発生します。
昨今、SNSを活用しているお客様は多く、集客において欠かせない情報発信ツールとなっています。
SNSが持つ拡散力の高さを上手に使えば、新規顧客の増加を促すのには最適です。
また、HPの更新やメディアの出稿と比べて手軽に始められるのも魅力的なポイント。
少ない労力でより多くの人々にリーチすることができ、一度フォローしてもらえれば長期的な関係を築きやすくなります。
一過性であった集客方法(日々のチラシ配りやキャッチ行為など)から継続的なアプローチへと変化させ、これまで以上に再来店の機会を増やすことが可能です。
さらに、SNSの大きなメリットは『生の情報をすぐにお客様へ届けられる』という点です。
店内やキャストの写真・動画を最新情報と共にアップすれば、投稿を見た方に店舗へ足を運ぶきっかけを与えることも。
“今”どんな子が在籍しているのか。
“今”どのようなイベントを行っているのか。
定期的な更新をすることで集客ツールとして効率よく機能していきます。
さて、日本で代表的なSNSといえば〈Twitter〉〈Instagram〉〈Facebook〉〈Youtube〉〈TikTok〉の5つです。
その中で〈TikTok〉は2017年に日本で利用開始された新しいツール。
一般人でも『バズる』ことがより簡単になり、若い世代を中心に人気を集めています。
現在、実際に活用しているお店も多い注目のSNSです。
各SNSの特色を理解した上で、店舗の特徴や運用目的に合わせたものを見極めていきましょう!
予算のある店舗であればアドトラック、より手軽な方法であれば看板広告を置くことも新規顧客獲得に繋がります。
自店に興味を持った特定の人物をターゲットにするのではなく、この場合だとアピールできる対象は“街の通行人”。
つまり、不特定多数の人々に認知してもらえるチャンスです。
大型広告であればあるほど遠くからでも視認しやすく、ファーストインプレッションを強く残すことが期待できます。
特に、アドトラックは走行場所をフレキシブルに変えられるのも大きな魅力です。
都内を例にとると、若者を狙うのであれば『渋谷』を中心に、もっと年上の層であれば『銀座』や『六本木』で。
PRする年齢層を考慮した上で走らせる場所や日時を選ぶことができるので、無意味に宣伝するよりもコストパフォーマンスの良い集客方法になります。
何か理由がないとキャバクラを訪れない方でも『イベントがあるならお店へ行ってみよう』と思うケースは少なくありません。
主なイベントは大きく分けて2つです。
誕生日や周年パーティなどの〈記念日イベント〉と、季節行事やキャバ嬢のコスプレといった比較的ライトな〈定期イベント〉があります。
記念日イベントは盛大に開催するお店が多く、売上の大幅UPに直結。
一方、季節行事やコスプレなどの定期イベントは、年間を通して気軽に行えることがメリットになります。
上記のうち、新規顧客へのアピールに繋がりやすいのが〈定期イベント〉です。
普段と違うことを行えば、これまでとは異なるターゲット層のお客様を呼び込むことができます。
何かしらのイベントで自分の好みや思考に合っているもの、例えばそれが“コスプレ”であれ、行ったことのないお店だとしても足を延ばしやすいんです。
その他にもバレンタイン・七夕・ハロウィンなど、1年を通してコンスタントに開催し、常に違った雰囲気をお客様に感じてもらうことが重要。
ある意味、キャバクラはお客様にとって非日常的な環境ですが、更に特別さを感じていただくことで他店と差別化を図ることができます。
さらに、イベントの告知を効率的に行うには先ほどご紹介した『SNSの活用』が必要不可欠です。
幅広い世代への拡散力が高く、間接的な営業手段として非常に役に立ちます。
最近は、ネットで店舗情報を検索してからご来店されるお客様が増加しています。
もちろん、情報を掲載するにはそれだけ料金がかかりますが、1人でも多くの方に自店を知っていただことは、新規顧客獲得への大きな一歩です。
より影響力の強いサイトに掲載されれば、検索結果の表示順位もアップしていき、更に広い層へアピールすることができます。
そうはいっても、ナイト業界の情報を扱う集客サイトやWebメディアは数多く存在します。
実際にそのサイトを確認して『広告効果の高い媒体』を選択することが大切です。
また、1回掲載してしまえば集客に繋がる、というわけではありません。
これもSNSの活用方法と同様、新規キャストの入店やイベントのお知らせなど、定期的な情報更新を行うことでユーザーへ効果的にアプローチできます。
店舗のホームページを作成することは、新規顧客へのアピールにはもちろん、常連客にも喜ばれる集客方法の1つです。
すぐに結果が出るわけではありませんが、長い目で見れば安定した効果を期待することができます。
お店のホームページが充実していればお客様が安心してご来店しやすくなるため、運営にはしっかりと力を入れていきましょう。
キャバクラのホームページに掲載する情報は、できる限り丁寧に分かりやすくすることが重要です。
在籍キャスト・出勤情報・料金システム・アクセスetc.
様々なコンテンツを発信することで、サイト運営にも注力している『信頼できるキャバクラ』というイメージをつけられます。
〈MEO対策〉とは、一言で表すと『Googleマップ最適化』のこと。
検索結果の上位表示を目的としたSEO対策とは異なり“地名+キャバクラ”といいったキーワードで検索をかけた時に、Googleマップ上に自店を表示させることが狙いです。
このMEO対策は新規顧客の集客において重要な役割を担ってきます。
Webからの集客を狙うのであれば、これこそ活用すべき方法でしょう。
MEO対策をするには、始めに『Googleマイビジネス』への登録をしなければなりません。
登録が完了できると、お店の情報を自分で自由に編集することができます。
連絡先や営業時間などの店舗情報をできるだけ充実させ、同時に口コミの数を増やすこともMEO対策では欠かせないポイントです。
以上、様々な集客方法をご紹介してきましたが、その他にもこれまで当たり前に行われていたのが〈キャッチ・客引き行為〉です。
しかし、キャバクラやガールズバーの業種に関わらず、現在キャッチ・客引き行為は条例で禁止されています。
そもそも、一体どこからを違法として取り締まられてしまうのか?
結論を述べると“特定の相手に対して自店の客になるように勧誘したら”です。
つまり、お店の店舗名を出したり、強引に入店させたりすると客引きとみなされてしまいます。
もし、客引きが理由で逮捕された場合、本人に対して50万円~100万円ほどの罰金。
お店の従業員であればその店舗が3~6ヶ月の営業停止に。
期間中は利益を生み出すことができないため、ほとんどが閉店を余儀なくされてしまいます。
実際に、キャッチ・客引きの摘発例も全国規模で増加中です。
「バレなければ大丈夫だろう」
と、キャッチ・客引きによる集客を継続する方もいらっしゃるかもしれません。
主に客引きがバレてしまうケースは以下の2つです。
*お客様側からの通報
*地元の組合の人や私服警官の見回り
繁華街では客引きについての放送が流れているエリアも多く、お客様側のリテラシーも上がっています。
声をかける分には違法に当たりませんが『お店に誘う(風営法)』『通行人に迷惑をかける(迷惑防止条例)』、これらを避けて集客をするのは難しいでしょう。
このように、お店が罰せられては元も子もありません。
法律が厳しくなっている以上、キャッチ・客引きによる方法はあまりにハイリスク。
別の集客手段を試みるのが得策といえます。
キャッチ・客引き行為での集客が厳しくなっている一方、特に注目を集めているのが先でも述べたSNSを活用する方法。
特に、キャストの利用率が高い媒体が〈Instagram〉です。
自店の子に個人アカウントを作成してもらえば、そこから集客が期待できます。
女の子側としても指名客の獲得に効果的であり、個人の影響力が高まるにつれてお店の売上にも貢献。
結果的に“キャスト自身が広告塔”になることで自然とお店のPRに繋がるのです。
また、広告塔ができるということは自店のブランディングにも最適。
若年層の登録数が多い〈Instagram〉であれば同世代からも拡散されやすく、よりお店のファンを作ることができます。
キャバクラの運営は新規顧客に「またこのお店で遊びたい」と、いかに思っていただけるかが非常に大切です。
つい常連客にばかり意識が向いてしまいがちですか、新しいリピーターを獲得するためにも新規顧客へのアプローチが最善。
初めてご来店されるお客様を上手く常連客まで育て上げられたら、キャバクラの集客と売上はさらに飛躍するはずです。
そのためには“来店のきっかけ”となる種をたくさん蒔いておくことに損はありません。
お店のコンセプト・人員・予算、全てを考慮した上で自店に合った適切な集客方法を選択していきましょう。
キャバクラの売上に欠かせない〈集客〉。
最後に、当記事でご説明した方法とターゲット層を簡単にまとめていきます。
『店舗付近の無料案内所への掲載』『MEO対策の実施』
→仕事帰りのサラリーマンや店舗付近にお住まいの方に。
『TwitterやInstagramなどのSNSを活用』
→SNSを使い慣れている若年層を中心に。
『アドトラックや看板広告の設置』
→通行人という不特定多数の方に。エリアによってターゲット層をフレキシブルに変更可。
『イベントの開催』
→普段なかなかキャバクラを訪れる機会がない方に。
『集客サイトへの掲載』『ホームページの制作』
→エリア・年齢層関係なく幅広く効果的。
以上、無料案内所を始めとした従来の集客方法に加え、最近ではMEO対策やメディア掲載、SNS・ネットを活用していくことが重要です。
“新規顧客の獲得”から“常連客への育成”まで着実に進めていけば、売上を伸ばし安定させることができます。
自店をできるだけ長く経営していくためにも重要な施策になるので、しっかりと集客に時間を割いて工夫していきましょう。
今回ご紹介した内容を参考に、集客へのヒントを掴んでいただければ幸いです。
お客様の獲得や売上UPの方法で悩んでいる店舗の皆さまは、ぜひご活用ください!