キャバクラの営業時間に決まりはある?風営法や黒服の働き方を解説
目次
キャバクラの営業時間は風営法できちんと定められています。
そして、キャバクラの黒服として働くなら、営業時間がどうやって決められているのかも知っておくべきです。
知識がないと法律違反しているお店で働いていることに気がつかず、逮捕・処罰の対象になりかねません。
この記事では、キャバクラの営業時間に関する基礎知識や営業時間を守らないお店で働くリスク、営業時間別の黒服の業務スケジュールや営業時間に関する疑問などについてくわしく解説します。
営業時間を遵守する安心安全なお店で働いて、高収入を目指してくださいね!
キャバクラの営業時間は、原則午前0時までと定められています。
これは、風営法の第13条で《風俗営業者は深夜(午前0時から午前6時)に営業してはならない》と規定されているためです。
ただし、地域によっては条例により午前1時までの営業が認められているケースもあります。
なお、この《午前0時まで》は完全閉店(お客さんが全員いない状態)の時間なので、実際の営業終了時間はこれよりも早めに設定されるのが一般的です。
参照:e-Gov法令検索「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律_第十三条」(参照2025.12.15)
キャバクラでは、風営法により午前0時から午前6時までの営業が禁止されています。
そのため、午前6時以降であれば営業が可能となり、早朝から営業する朝キャバや、日中に楽しめる昼キャバは法律上問題なく営業できます。
ただし、自治体によっては条例で営業開始時間を制限している場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。
風営法とは、性風俗店だけでなく、キャバクラなどの接待を伴う飲食店やパチンコ店、ゲームセンターといった風俗営業を対象とした法律です。
風営法は、風俗営業が周辺環境や子どもの健全な育成に悪影響が出ることを防ぐ目的で定められています。
キャバクラは接待を伴う飲食店に該当するため、風営法の規制対象となり、営業には風俗営業許可が必要です。
接待には、お客さんの隣に座ってお酌をしたり談笑したりするほか、一緒にカラオケを歌う、ダンスを踊るなどの行為も含まれます。
これらの接待行為を風営法の許可なく行った場合、摘発の対象となるため注意が必要です。
【最新版】“風営法”とは?黒服が知っておくべき基本知識と注意点を解説!
閉店時間を具体的な時間ではなくLASTと表記するキャバクラも多いです。
これは、《LAST》表記にすると臨機応変に営業時間を変えられるメリットがあるためです。
たとえば、お客さんが少なくて深夜まで営業する必要がないときに《LAST》としていれば、早めに閉店できます。
早めに閉店できれば、人件費や光熱費などを削減できるため、お店にとって大きなメリットになるわけです。
ただし、お客さんがたくさんいるからといって、午前0時を超えて営業するのは違法なので注意しておきましょう。
ここでは、営業時間を守らないキャバクラで働くリスクを3つご紹介します。
営業時間を守らないキャバクラは、労働基準法についても守っていない可能性が高いです。
従業員の働きやすさや安全よりも、目先の利益を優先するお店であるケースも少なくありません。
風営法は守らないけれど労働基準法は守っている、というのは現実的ではないですよね。
労働基準法が守られていないお店では、従業員に違法な長時間労働をさせたり、残業代の未払いがあったりなどの問題が起こりがちです。
いわゆる《ブラック企業》と呼ばれる状態に近く、そんなお店で働くこと自体が大きなリスクになるといえます。
営業時間を守らないキャバクラは、従業員へのノルマや罰金が厳しいケースがあります。
遅刻や欠勤、ルール違反などを理由に罰金を科されることもありますが、これらの多くは法的に問題がある可能性が高いです。
労働基準法では、制裁としての減給について厳しい制限が設けられており、上限を超えた減給は認められていません。
また、ノルマは基本的にキャバ嬢に科せられますが、キャバ嬢がノルマ達成できないと担当の黒服に罰金を科すお店もあります。
営業時間を守らないキャバクラで働いていると、突然仕事を失う可能性があります。
これは、風営法を守っていないお店の場合、いつ摘発されるかわからないためです。
摘発されれば、それまでと同じようにお店の営業ができなくなって、そのまま閉店に追い込まれるケースも少なくありません。
また、従業員として警察に呼ばれ、事情聴取される可能性もあります。
常に摘発の不安を抱えながら働き続けるのは、精神的にも大きな負担になるでしょう。
だからこそ、最初から風営法や労働基準法をきちんと守っているお店を選んで働くことが重要です。
キャバクラには体験入社というシステムがあります。
体入というと女の子が1日お試しで働いてみるというイメージがありますが、黒服求人でも取り入れているお店が多いです。
体験入社では、そのお店のキャバ嬢や黒服と一緒に楽しく仕事ができそうか、そのお店の雰囲気や客層が自分に合っているかなどを働きながらチェックできます。
ジョブショコラには、1日体験ができるキャバクラの特集ページがありますので、働いてみたいお店を見つけたら、どんどん体験入店をして働きやすいお店を見つけましょう!
ここでは、キャバクラの黒服がどのように働いているのかを、営業時間別にご紹介します。
お店によって仕事内容は異なりますし、突発的な事態への対応が必要となる場合もありますが、実際に働くイメージとしてチェックしてみてください。
キャバクラでは、営業開始時間を20時に設定しているお店が多いです。
そして黒服は、営業開始時間の2時間前、つまり18時から営業前の準備に入るのが一般的です。
営業前は、掃除や酒類の納品対応、セッティングなどを行います。
掃除は店内だけでなく、お店の前の道路まで丁寧に行い、お客さんが気持ち良く遊びに来られるよう整えるのがポイントです。
納品対応では、酒屋から届いたお酒をチェックして決まった場所に納めます。
適当な場所に置くと、営業中に「このお酒が見つからない!」とお客さんを待たせてしまう原因にもなりかねないため、誠実に行いましょう。
その後、テーブルやイスをきれいに拭きあげたり、おしぼりの準備をしたりして、いつお客さんが来ても対応できる状態に整えます。
黒服は、開店前に必ず《キャバ嬢の出勤と予約状況の確認》を行います。
キャバ嬢は基本的に開店の1時間前には出勤しますが、出勤していない場合は連絡をして、状況によっては迎えに行く必要も。
また、予約状況を確認し、どのお客さんにどの女の子を案内するか、あらかじめスケジューリングしておくのも重要な業務です。
出勤・予約状況の確認は、お店の売上やお客さんの満足度に直結するため、簡単にできる仕事ではありません。
そのため、黒服の中でもキャリアの長いスタッフが担当することが多いです。
また、開店準備がひと段落したタイミングで食事を取ります。
忙しいときには開店時間を過ぎることもありますが、その場合はお客さんの目につかないところで食事をしましょう。
営業開始後は、実際の接客業務がメインになります。
お客さんを笑顔で迎え、荷物や上着を預かり、テーブルに案内します。
このとき、どの荷物が誰のものかすぐにわかるよう、管理を徹底しておくことが大切です。
また、ドリンクの提供も黒服の重要な役割のひとつです。
簡単なドリンクであれば黒服が作る場合もあるため、基本的な作り方はあらかじめ把握しておきましょう。
そして、黒服の仕事の中でも特に重要なのが付け回しです。
付け回しとは、どのお客さんにどのキャバ嬢を付けるかを判断し、指示する仕事。
付け回しをする黒服は、お客さんと女の子の相性を考え、テーブルを盛り上げなければなりません。
ここで失敗すると、キャバ嬢のモチベーションが下がったり、お客さんが満足できず再来店につながらなかったりする可能性もあるため、慎重な対応が必要です。
キャバクラの「付け回し」について解説!黒服が覚えるべきテクニックとコツ
キャバクラの閉店時間は午前0時(一部地域では午前1時)までと定められています。
その時間までには完全に閉店できるよう、店内にお客さんが1人もいない状態にしておかなければなりません。
すべてのお客さんを見送ったら、売り上げの締め作業やテーブルの片付け、清掃などを行います。
また、お酒や備品をチェックして、不足しているものがあれば発注を行うのも重要な業務です。
片付けだけでなく、翌日の営業がスムーズにスタートできるよう準備をするのが閉店作業だと考えましょう。
閉店作業がすべて終われば、退勤です。
終電に間に合わない場合は、タクシーを使うか、送迎車で送ってもらう方法があります。
ただし、タクシー代は出してもらえるとは限りません。
送迎車も基本的にはキャバ嬢用なので、送ってもらえない可能性のほうが高いでしょう。
お店で寝て始発で帰るのもひとつの方法ですが、疲れが取れにくく、身体的な負担が大きくなりがちです。
そのため、働くお店を選ぶ際は、徒歩や自転車で通勤できる距離にあるかどうかもひとつの判断基準になります。
どうしても終電で帰りたい場合は、終電に間に合うように退勤できるかを事前に確認しておくと安心です。
最後に、キャバクラの営業時間に関するよくある質問に回答します。
営業時間とそれに関連する給料の問題は、従業員にとって非常に大切なポイントです。
ここで、心配事を解決しておきましょう。
もちろん休憩時間はきちんと取れますので安心してください。
多くのお店では、営業開始前に食事の時間も含めた休憩時間が設定されています。
そして、営業時間中の休憩は、お店の混み具合を見て順番に取得します。
閉店後に、お疲れ様の意味を込めた《ビール休憩》があるお店も!
基本的にキャバクラにおける休憩時間の取り方は、一般的な飲食店と変わらない場合がほとんどです。
ただし、労働基準法を守らない悪質なお店の場合だと、休憩時間がろくに取れない可能性も考えられるため注意が必要です。
深夜手当は、22時から翌朝5時までの間の労働に対して支払われる手当です。
この時間帯は、通常の賃金に対して25%以上の割り増しが加算されます。
たとえば、時給1,000円の場合、深夜手当が付くと最低でも時給1,250円に。
深夜手当は、労働基準法で定められた労働者の権利です。
もし、深夜手当が付かないお店があったら、違法店なので働くのはやめたほうが良いでしょう。
ただし、月給制の正社員として働く場合、求人の募集文に《深夜手当込み》と記載されている場合があります。
深夜手当込みの場合、求人広告に書かれている月給額は深夜手当が含まれた金額なので、実際の深夜労働時間に対して25%以上の割増が確保されていれば、それ以上深夜手当がプラスされることはありません。
営業時間違反をしていて《お店が明らかに風営法違反の行為をしている》と知っていた場合は、黒服も処罰の対象になる可能性があります。
従業員として働いているだけで逮捕や処罰されるリスクがあるため、違法キャバクラで働くのは絶対に止めておきましょう。
キャバクラでは、送迎車が用意されているケースもありますが、基本的にキャバ嬢の送迎のために使われます。
キャバ嬢と黒服を同じ車に乗せて送迎すると、恋愛感情が芽生えてトラブルになる場合も考えられるため、ほとんどのお店が黒服の送迎には使用しません。
そのため、黒服が送迎車で送ってもらえる可能性は、限りなく低いといえるでしょう。
黒服は基本的に自分で帰宅手段を確保する必要があります。
自宅から徒歩や自転車で通勤できるお店で働くと、終電を逃しても帰宅できるため安心です。
どうしても近くにお店が見つからない場合は、従業員寮があるお店を探すのもおすすめです。
寮はお店から徒歩圏内にあることがほとんどなので、深夜までガッツリ働けますよ。
キャバクラの黒服として働くのであれば、法律で決められた営業時間を守っているお店を選びましょう。
黒服は、深夜まで働いたりお客さんが多くて忙しかったりと、ハードな部分も多いです。
しかし、頑張れば頑張るだけ出世や昇給が狙える、やりがいのある仕事でもあります。
ただし、いくら給料が魅力的でも、風営法や労働基準法といった法律を守っていないお店で働くのはやめましょう。
お店が摘発されると営業できなくなるだけでなく、自身も逮捕や処罰の対象になるリスクがあります。
ジョブショコラでは営業時間だけでなく、給料や条件などもチェックできるため、自分にとって働きやすいお店が見つかりますよ!
ジョブショコラ編集部
男性が稼げる高収入求人を約13,000件掲載しているジョブショコラにおいて、
コラムの監修を行っています!
黒服や送りドライバーなどナイトワークに関する豊富な専門的知識を基に、お役立ちコンテンツを発信中!