キャバクラのノルマとは?種類・罰金の違法性・黒服の注意点を徹底解説
目次
キャバクラでは、従業員にノルマを課すことがよくあります。
基本的にノルマが設定されるのはキャストに対してですが、実は黒服の評価や待遇にも大きく関わっています。
具体的にノルマが黒服にどのように関わってくるのかを知らないと、出世や昇給でほかの黒服に遅れを取ってしまうことにもなりかねません。
この記事でご紹介するキャバクラのノルマについて理解して、黒服として働くうえでのヒントにしてください。
担当キャストにノルマクリアのための的確なサポートを行いつつ、自身も出世して高収入を目指しましょう!
キャバクラのノルマとは、お店の売り上げを維持するために設定されるものです。
具体的には、ある程度の出勤数を確保するための『出勤ノルマ』、一定額の売上を目的とした『売上ノルマ』などがあります。
多くのキャバクラがノルマを設定するのは、ノルマがあることでお店だけでなく、キャストや黒服にもメリットがあるためです。
ここでは、お店がどのような目的でノルマを設定しているのか、どのようなメリットがあるのかについてご紹介します。
キャバクラでノルマが設定されている大きな理由は、お店の売上を維持し利益を確保するためです。
商売である以上、売上がなければお店を続けられません。
そこで、売上ノルマを設定して、キャストたちに売上について意識してもらい、利益の確保を目指すわけです。
売上が伸びればキャストだけでなく、黒服の給料アップも期待できます。
これらの面からノルマの設定は、キャストや黒服にもメリットがあるといえます。
多くのキャバクラでは、ノルマを課すだけでなく、ノルマクリアに対するインセンティブを設定しています。
簡単にいえば、ノルマをクリアすればボーナスがもらえる仕組みです。
ノルマクリアでボーナスがもらえるとなれば、従業員のモチベーションが向上し、一生懸命ノルマをクリアしようとする動きも期待できるでしょう。
このモチベーションの向上が、お店の売上アップにもつながるわけです。
キャバクラのノルマは、基本的に売上に関するものです。
そのためノルマは黒服ではなく、キャストに課せられるのが一般的です。
ただし、前述したように、キャバクラのノルマはキャストだけでなく黒服にも大きく関係します。
担当のキャストがノルマを達成できるかが、黒服に対するお店からの評価につながるのです。
キャバクラでは、黒服がキャストの管理も担当します。
出勤の管理や教育が主な仕事ですが、そこにはキャストのノルマ管理も含まれます。
黒服はキャストがノルマをクリアできるように指導する責任があり、キャストがノルマをクリアできなかったら黒服の評価にも影響します。
ノルマを達成できるキャストを育成することが、黒服の評価アップには必要といえるでしょう。
キャバクラの黒服として働くなら、キャストのノルマは黒服のノルマでもあると考えるべきです。
キャストがノルマを達成すれば、黒服にもインセンティブが支払われます。
ボーナスや給料アップにもつながりますし、黒服としての評価も上がるため、出世にもつながるのです。
もし担当するキャストがノルマをクリアできなければ、給料は上がらず、出世も難しくなるでしょう。
キャバクラで黒服として活躍したいのであれば、キャストのノルマクリアを全力でサポートする必要があります。
キャバクラのキャストに課せられるノルマには、次の5つがあります。
|
・出勤ノルマ
|
それぞれのノルマの内容を理解して、キャストのノルマクリアをサポートしてあげましょう。
出勤ノルマとは、キャストごとに《月に○日以上の出勤》と設定されるものです。
出勤ノルマは、面接時やシフトの提出時に「○日入れます」とキャストが伝えたものを基本とするため、達成はそこまで難しくありません。
ただし、出勤日数が多すぎると、キャストの心身に負担がかかるリスクがあります。
キャストを管理する黒服としては、けっして無理はさせないようにしましょう!
もし出勤日数が少なくなる場合でも、早めにキャストに教えてもらえるような関係を築いておくのがポイントです。
指名ノルマとは、キャストに対するお客さんからの指名本数のノルマです。
ちなみにキャバクラの指名には《本指名》と《場内指名》の2つがあります。
《本指名》は来店時にすでにお客さんから指名されているもの、《場内指名》はお客さんが来店してから指名するものです。
指名ノルマはお店によって《本指名のみ》の場合と《本指名プラス場内指名》の場合があるため、あらかじめ確認しておきましょう。
指名はお店の売上に直結する大切な要素です。
黒服は、担当するキャストが指名ノルマをクリアできるよう、適切なサポートを行うことが大切です。
本指名とは?場内指名との違いや黒服(ボーイ)が知っておくべきポイントを解説
売上ノルマとは、売上金額に関するノルマです。
フリーのお客さんや場内指名されたときの売上金額は、売上ノルマに含まれない場合が多い点には注意しておきましょう。
売上ノルマの設定額はキャストによって異なります。
人気のあるキャストは高めに設定されますが、まだ入店したばかりの女の子は低めに設定されるか免除されるケースがほとんどです。
同伴ノルマとは、キャストが出勤前にお客さんと食事や買い物などをして、一緒にお店に出勤する《同伴》の回数に関するノルマです。
同伴出勤は、まだお客さんが少ない開店直後にお客さんが来てくれるため、お店にとってありがたいシステムです。
そして、キャストは確実に本指名をもらえるため、指名ノルマや売上ノルマの達成にも一歩近づけるのがメリットといえます。
ただし、キャストによっては同伴するお客さんを獲得できない場合もあるため、モチベーションが下がらないようにしっかりとサポートしてあげましょう!
キャバクラでは、開店○周年やキャストのバースデー、クリスマスやハロウィンといった季節イベントなど、さまざまなイベントが開催されます。
これらのイベント開催中にキャストには、通常のノルマ以外の特別なノルマが課される場合も多く、イベント限定の特別ドリンクやボトル、フードのオーダー数がノルマとなるケースもあります。
イベントで達成したノルマは通常のノルマにも計上できる場合がほとんどなので、キャストにとってノルマ達成のチャンスにもなりますよ。
キャバクラのノルマは、達成できない場合にペナルティが科される場合が多いです。
そして、ペナルティが科されるのはキャストだけでなく、キャストを担当している黒服も対象となります。
ここでは、ノルマ未達成のペナルティにどういったものがあるのかをキャスト側と黒服側に分けてご紹介します。
キャスト側、つまりキャストがノルマ未達成の場合に科されるペナルティで一般的なのが罰金制度です。
未達成ノルマ1本に対し5,000円から1万円の罰金を設定しているお店が多く、キャストの給料から罰金額がマイナスされます。
未達成のノルマが多い場合は罰金でなく、給料自体の減額もあるようです。
さらに厳しい場合は、出勤日数自体を減らされたり、付け回しでテーブルに付けてもらえなくなったりといった場合も。
そうなるとキャストはお客さんと接する機会が減ってしまい、本指名のチャンスも少なくなって、結果的にお店を辞めてしまうケースもあるので注意が必要です。
黒服の場合、担当のキャストがノルマを達成できなくても、直接罰金や減給のペナルティを科されるわけではありません。
ただし、お店からの評価は下がるため、出世が遅くなり、結果的にもらえる給料が減ってしまう可能性はあります。
また、ノルマを達成できないキャストが飛んでしまうケースもあり、この場合も管理不足と判断されてお店からの評価が下がることも。
黒服に対するペナルティの対象には、遅刻や無断欠勤などがありますが、罰金程度で終わることがほとんどです。
キャストのノルマに関するペナルティのほうが直接出世や昇給に響くため、黒服にとってはそちらのほうが重要といえるかもしれません。
実は、お店側が従業員に対してペナルティとして罰金を科すことは、労働基準法に抵触するおそれがあります。
場合によってはお店に立ち入り検査が入り摘発される可能性もあるため、ペナルティのあるキャバクラで働くのは注意が必要といえるでしょう。
契約書を交わして雇用関係にある従業員に仕事のペナルティとして罰金を科すことは、労働基準法第16条に抵触するおそれがあります。
|
引用元:労働基準法|e-Gov法令検索
|
また、給料は労働基準法第二十四条(※)において、全額払いの原則が定められています。
そのため、正当な理由がなく給料から罰金を引く行為は違法と判断される可能性が高いです。
ただし、違法性の有無はお店とキャストとの間でどのような雇用関係が結ばれたか、また、実質的な働き方によっても変わります。
そのため、ペナルティがあるからといって必ずしも即違法と断定できるわけではありません。
(※)参照元:労働基準法|e-Gov法令検索
キャバクラでは、個人事業主としてお店と《業務委託契約》を結んで働いているキャストも少なくありません。
この場合、キャストとお店は雇用関係にならないため、ペナルティとしての罰金は、労働基準法では禁止はできない可能性が高いです。
ただし、2024年に施行された《特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス法)》によって、業務委託契約でも不当な報酬減額は違法となる可能性があります。
たとえば、売上ノルマが達成できなかったケースでも、キャストが業務上の努力を尽くしていた場合は《本人の責めに帰すべき事由がない》と判断されることも。
フリーランス法は第五条1項二号(※)において《特定受託事業者の責めに帰すべき事由なく報酬を減額すること》を禁止しているため、罰金は違法と判断されるおそれがあるわけです。
ただし《何度注意しても遅刻や無断欠勤がなくならない》《接客態度が悪いことを注意しても改めない》などの場合は別です。
この場合は、業務委託のキャスト側に落ち度があると判断され、ペナルティとして罰金が科されても違法にはならない可能性があります。
(※)参照元:特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律|e-Gov法令検索
前述しましたが、労働基準法が適用されるのは、基本的には正社員やアルバイトなどの雇用関係にある労働者のみです。
ただし、業務委託契約であっても、労働基準法が適用されるケースがあります。
それは、労働上の扱われ方や労働条件が、正社員やアルバイトと同じである場合です。
たとえば、就業場所や就業時間をお店に決められている場合、つまりシフトを組まれ、それに合わせて働いているケースが該当します。
ほかにも、報酬が日給・時給で決められている場合は、業務委託でも立場は正社員やアルバイトと同様と判断される可能性があります。
そして、同様と判断されたときは、業務委託契約でも労働基準法の適用対象になります。
キャストのノルマ達成は、お店の売上がプラスになるだけではありません。
黒服自身にとっても、出世や給料アップにつながる重要なポイントです。
ここでは、キャストのノルマ達成のために黒服ができることをご紹介します。
女の子たちのノルマ達成をサポートして、自身の出世や昇給にもつなげましょう!
まず大切になるのが、キャストの出勤をきちんと管理することです。
担当のキャストに対して出勤前日に連絡を入れるのもひとつの方法です。
連絡を入れておけば、遅刻や欠勤を最小限にできる可能性が高まります。
さらに、翌日の出勤を意識させることで、早寝早起きや飲み過ぎの防止などキャストの体調管理にもつなげられます。
細やかなコミュニケーションはキャストからの信頼も得られるうえ、精神面のフォローにもつながるので、キャストの管理には非常に有効な手段です。
キャストのモチベーション管理も、黒服の大切な仕事です。
ノルマ達成が近くなったら「もう少しだね!」、ノルマ達成まで遠い場合は「こうしてみよう」など、声をかけてあげるだけでもキャストは安心します。
また、キャストによっては合わないお客さん相手の接客で、モチベーションが低下するケースもあります。
そういったときも、会話でフォローしてあげると良いでしょう。
大切なのは、日頃からキャストと会話をして信頼関係を築いておくことです。
キャストが自分から相談を持ちかけてくれる、そんな関係になるのが理想といえます。
キャストがノルマを達成するためには、本指名してくれるお客さんを増やすことが大切です。
本指名は、指名ノルマ、売上ノルマ、同伴ノルマなどの個人的なノルマから、お店全体の売上ノルマまで、さまざまなノルマに関係してきます。
そして、本指名のお客さんを増やすには、キャストの努力だけでは限界があります。
黒服は、付け回しをするときにお客さんとキャストの相性を考えて、最適なマッチングをすることが大切です。
また、付け回しの際は、お客さんの好みのキャストを選ぶだけでなく、お客さんの予算に合わせた飲み方を提案できるキャストを選ぶのもポイントといえるでしょう。
お客さんを楽しませられる付け回しができるよう経験を積んでいけば、評価される黒服になれますよ。
キャバクラの「付け回し」について解説!黒服が覚えるべきテクニックとコツ
キャバクラでは、キャストに対してノルマを設定しているお店が多いです。
黒服に対するノルマは設定されていないお店がほとんどですが、キャストのノルマは黒服の評価にもつながる重要なポイントです。
ノルマがあるお店では、ノルマを達成できればキャストだけでなく、黒服にもメリットがあります。
ただし、ノルマがあるとキャストや黒服へのプレッシャーになり、店内の雰囲気が悪くなる場合もあるため注意が必要です。
「ノルマに追われながら働くのはイヤだ!」という人は、求人を探す際に《ノルマの有無》もチェックすると良いでしょう。
ぜひ『ジョブショコラ』を利用して、自分が働きやすいと思える環境のお店を見つけてくださいね!
ジョブショコラ編集部
男性が稼げる高収入求人を約13,000件掲載しているジョブショコラにおいて、
コラムの監修を行っています!
黒服や送りドライバーなどナイトワークに関する豊富な専門的知識を基に、お役立ちコンテンツを発信中!