キャバクラの「キッチンスタッフ」とは?必要スキルや給料事情を徹底解説!
キャバクラにはボーイや黒服以外にもホール、キャッシャー、ドライバー、ヘアメイクなどたくさんの職種の方が働いており、さまざまな求人サイトにたくさんのキャバクラ関連求人が掲載されています!
そして、今回の主役である『キッチンスタッフ』もその一端を担っています。
具体的にキッチンスタッフとは、その名の通りお客様や女の子のドリンクやお料理を調理する職種です。
『料理』といっても簡易的なメニューの調理を担当することがほとんどなので、未経験の方でも挑戦しやすいお仕事といえるでしょう。
そこで、本記事ではキャバクラのキッチンスタッフの詳しいお仕事内容や、求められる素質、お給料の相場などについて詳しくご紹介していくのでぜひ参考にしてください。
ドリンク作りやフードメニューの調理はもとより、グラスやお皿、灰皿などの洗浄、食材の管理や発注にいたるまでその仕事内容は多岐にわたります。
ここでは、たくさんあるキッチンスタッフのお仕事を、基本のドリンクやフードの調理から順番にご紹介していきます。
キッチンスタッフの基本業務として、オーダーされた『キャストドリンク』や『フード』の調理が挙げられます。
ドリンクの他にも、フルーツやナッツ、チーズなどを盛り合わせたり、冷凍食品をレンジでチンしたりなど、簡単な調理を行うことが多いです!
時間がかかる本格的な料理や、プロの技量が必要な料理は『出前』や『外注』をしているキャバクラがほとんどなので「料理経験はほぼ0…」といった方でも比較的挑戦しやすい職種といえるでしょう◎
お客様やキャストの女の子たちが使用済みのお皿やグラス、灰皿などを洗うのも大切なキッチンスタッフのお仕事です。
“キャバクラの高級感”を損なわないよう、食器類は常にピカピカに保たなければいけません。
食器洗いの難しさは、グラスとお皿でスポンジやふきんを使い分けたり、水滴を残さないように注意しなければならないところにあります。
自分用なら清潔であれば問題ありませんが、食器類に水の跡が残っていたりするとお客様は気になってしまうもの…。
細やかなことではありますが、お店の高級感を損なわないためにも、しっかりとしたグラスやお皿の管理が必要になってきます!
また、シャンパン用のグラスは一般的なガラス素材ではなく《クリスタルガラス製》のものが多いため、薄く傷つきやすい(割れやすい)ので力加減にも注意しましょう!
キッチンは汚れやすい場所でもあるので常に清潔を保つ意識が大切。
前述した食器や、まな板などはもちろん冷蔵庫やガスコンロ・ダクト周りの清潔を保つことも重要です。
また、キッチンが清潔に保たれていれば食品事故や異物混入防止だけではなく、厨房器具の寿命を伸ばせるといったメリットもあります◎
在庫が少なくなった食材を仕入れたり、食品やお酒の在庫を管理するのも重要なキッチンスタッフのお仕事です。
食品の在庫が足りなければ売り上げの機会を失うことになり、多すぎれば賞味期限内に消費しきれずロス(廃棄)になってしまうので、季節やお店の客入り状況に応じて適切な在庫管理が必要になってきます!
キッチンのお仕事に慣れてくれば、頻繁にオーダーされるメニューや、その逆にあまり頼まれないメニューなどがわかってくるので、自然と管理もしやすくなりますよ。
これまで、キッチンスタッフとは「ドリンクや簡単な調理を担当するスタッフ」とご説明してきましたが、複数のオーダーが重なってしまった時間帯などにはお客様の前に出ることもあります。
その際は、『ホールスタッフ』が行っていたお料理やドリンクの提供をお手伝いすることになります。
そのため、キッチンスタッフとして働いていても完全に厨房から出ないというわけではないということに注意しましょう!
テーブルの番号や位置を覚えたり、お客様の前にいつでも出られるように準備しておくことが大切です。
お客様へフードを提供するという点から、資格が必要か気になりますよね?
結論から言うと『調理師免許』などの資格や、特別な経験は不要です。
しかし、火気や包丁を使用することもあるため日頃から自炊をしている方のほうが抵抗なく調理をこなすことができるかもしれません!
とは言っても、簡単なメニューばかりなので安心してお仕事をはじめることができますよ。
前述したとおり、キャバクラのキッチンで働くうえで特別な経験や資格はありません。
ですが、どんなお仕事にも『向いている人』『向いていない人』がいるようにキッチンスタッフにも向いている人向いていない人がいることも事実です。
キッチンスタッフに求められる素質とは、以下のようなものが挙げられます。
・体力的なタフさ
・食材盛り付けのセンス
・全体を見渡して効率よく動く力
・やるべきことに順位づけする力
・チームワーク
基本的には、立ち仕事&食材や重い食器類を運ぶこともあるので体力勝負な一面もあります。
キッチンスタッフとは、裏方のお仕事ではありますが《縁の下の力持ち》のような役割を期待されているので求められることも多く、やりがいのあるポジションといえるでしょう。
そこで『キッチンスタッフに期待されること』について、もう少し詳しくご紹介していきます。
キッチンスタッフに期待されることの1つ目として、盛り付けのセンスが挙げられます。
調理自体は簡単でも、お店の雰囲気に合った『高級感のある見た目』が求められることが多いです。
そのため、チーズやスナック・フルーツなどを盛り付けるセンスがあると重宝されます。
特にフルーツの盛り合わせは、キャバクラで注文すると一般的に5,000円〜30,000円程度するもの。
せっかくオーダーしたフルーツの盛り合わせが「テキトーに並べられているだけ」だとお客さんもガッカリしてしまいますよね?
味はもちろんのこと、料理は見た目が重要なので、盛り付けのセンスはキッチンスタッフに求められることといえるでしょう。
キッチンスタッフに期待されることの2つ目として、盛り付けと同じくらい重要視されているのが『スピード感』。
注文を受けてから、提供までの時間をいかに短縮できるかがキッチンスタッフの腕のみせどころです。
おいしいドリンクやフードも時間がたてば味が落ちてしまうので、熱いものは熱いうちに・冷たいものは冷たいうちに素早く提供できることはお客様の満足度に直結します。
また、キャバクラでは《1セット5千円~》などと時間で区切られているため、売り上げを意識した際にも提供スピードは重要なポイントになってきます。
キッチンスタッフに期待されることの3つ目は『清潔さ』。
食品を扱う仕事なので調理場はもちろん、自分自身の清潔を保つこともマスト!
もしあなたがお客さんの立場だとして、何日も家に帰っていないような人が厨房から料理を提供しにきたらビックリしてしまいますよね?
お客様に安心してフードやドリンクを注文してもらうためには、清潔を保つことはとても重要なことといえるでしょう◎
キャバクラのキッチンで働くうえで気を付けたいポイントの1つとして、キャストドリンク作りが挙げられます。
女の子が飲むお酒を作るのは、キッチンスタッフの基本であり、重要なお仕事です。
お店で働くキャストたちは、時給とは別に『ドリンクバック』が発生するためたくさんお酒を飲むことになります。
そのため、キャストドリンクに通常量のアルコールを入れてしまうと「女の子が酔っぱらってしまい接客ができない…」なんて事にもなりかねません。
薄めにお酒をつくったり、女の子一人ひとりのお酒の強さに合わせてドリンクを作れるようになればキッチンスタッフとして一人前といえるでしょう!
「バイトだから…」「裏方の仕事だから…」と言って挨拶をおろそかにしてはいけません。
挨拶とは、コミュニケーションの基本であり出発点です。
キャストの女の子たち、一緒に働く同僚、先輩への挨拶は日頃からきちんと礼儀正しく行いましょう。
日頃からしっかりコミュニケーションがとれていれば、働きやすい環境をつくることができます。
挨拶をするメリットはたくさんありますが、しないメリットは無いに等しいのではないでしょうか?
キッチンスタッフはもとより、キャバクラで働くすべてのスタッフは、同じお店に在籍している女の子との恋愛NGとされています。
キャバクラ、クラブ、ガールズバーに限らず女の子が主役のお店では必ずと言っていいほど『キャストとの恋愛禁止』をルールとしています。
女の子との恋愛禁止は、社員もバイトも関係なく、キャバクラで働くうえでの共通のルールです。
キャバクラのキャストはお店の売り上げに繋がる大切な存在。
「お気に入りの女の子がこっそりお店のスタッフと付き合っていた…」なんてお客様が知ったらガッカリしてお店から離れてしまいますよね。
また、女の子とスタッフの恋愛が周囲にバレてしまうと双方に罰金を支払ってもらうとあらかじめ決めているお店もあるほどです。
男性スタッフは女の子よりも厳しい対応をされることが予想されます。
お店のルールを守ることは、あなた自身を守ることにも繋がることを忘れてはいけません!
通常の飲食店の厨房スタッフより稼げるのがキッチンスタッフのメリット。
お店にもよりますが、人気キャバクラではキッチンスタッフでも『月収30万円~』なんて求人もみかけます。
カンタンな調理や料理がメインなので経験がなくてもOKなのは嬉しいポイントですね!
居酒屋やカフェのキッチンよりも《高時給》で《稼げる》のがキャバクラのキッチンスタッフといえるでしょう。
正社員キッチンスタッフのお給料相場とは、地域にもよりますが「月給25〜28万円」ほど。
新しいことを覚えて対応できる業務の幅を広げたり、スピード感を意識して取り組めばお店からの信頼を得ることに繋がります。
お店からの信頼を得ることで、どんどん昇給を狙うこともできるでしょう。
また、有名店や大手グループのキッチンの正社員求人の中には「月給30万円以上」のものもあります。
同じエリアであってもお店によってお給料が異なるので条件面でも慎重に働くお店を検討してみましょう。
キッチンスタッフのアルバイトなら「日給1万円」「時給1,200〜1,500円」が相場です。
アルバイトでも、正社員と同様に頑張り次第でどんどん時給アップを目指せます!
また、キャバクラでは基本的に日払いに対応しているので、居酒屋やカフェのキッチンスタッフとは異なり『日払いOK』なお店が多いのも嬉しいポイントといえるでしょう。
キッチンスタッフとして勤務する際の出勤時間は、基本的にはお店の営業時間+1、2時間となります。
20:00〜翌1:00のお店の場合は
・アルバイトで19:00〜2:00
・正社員で17:00〜2:00
のような勤務時間になることが多いです。
正社員の場合は営業時間を含めた実働8時間程度のお店がほとんどと言えます。
キッチンスタッフが副業にオススメの理由とは、お仕事終わりや学校帰りにサクッと働ける点にあります。
食器や灰皿などの洗浄や、簡単な調理がメインとなるので、飲食店での経験や資格も必要なくスムーズにお仕事がはじめられます。
同じキャバクラの職種である『ホール』や『ボーイ』といった職種と比べると、お給料は少し下がる傾向にありますが、接客をメインにするお仕事ではない分コツコツと自分のペースで働きたい方にはピッタリです。
レストランの厨房スタッフと違い、専門的な飲食の知識も必要ありません。
そのため多くの方が、副業としてキャバクラキッチンスタッフを選んでいます。
いかがでしたでしょうか?
本記事ではキャバクラのキッチンスタッフのお仕事について詳しくご説明しました。
キッチンスタッフとは、いわば陰の功労者。
キッチンスタッフなくしてはキャバクラは運営できないといっても過言ではありません。
お客様の前に出るお仕事ではないですが「接客はちょっと苦手…」という方でも安心して働けるポジションです。
また、ジョブショコラにはたくさんのキッチンをはじめとした男性求人を掲載しておりますので、気になる求人へぜひ応募してみてくださいね。
この記事が皆さまのお仕事選びのお役に立てれば幸いです!