黒服の女性版「ガールさん」とは?バイトするメリットやデメリットなど徹底解説
目次
「ガールさんのお仕事ってどんなことをするの?」
「そもそも黒服って、男性だけじゃないの?女性もできるの?」
このような疑問が浮かんだ方もいるのではないでしょうか?
ボーイさんのイメージが強い「黒服スタッフ」ですが、実は女性も活躍できる職業です。
この記事では、ガールさんの仕事内容を始め、ガールさんとして働くメリット・デメリットについて解説します。
ガールさんのお仕事に興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください。
女性の黒服(ガールさん)の仕事内容は、ホール業務から雑務まで幅広く行います。
ここでは「営業前」「営業中」「営業後」に分けて、実際の仕事内容を確認してみましょう。
【営業前】
●キャストに出勤確認の連絡を行う
●同伴・来客予定の確認
●店内清掃
●おしぼりの準備
●テーブルセット
●備品・在庫チェック
●買い出し・発注
ガールさん・ボーイさんなどの黒服スタッフは、オープン時刻の2時間前に出勤し、営業準備を始めます。
複数人のスタッフで業務を分担し、円滑に開店準備を整えましょう。
【営業中】
●お客様の上着・手荷物の管理
●案内
●付け回し
●氷・灰皿の交換
●グラス・お酒を運ぶ(ホール業務全般)
●ドリンク作り
●フード類の調理
●お客様のタバコ購入
●トラブル対応
●伝票作成・会計
営業中は臨機応変な対応が求められます。
お客様が快適に過ごせるよう配慮しながら業務をこなします。
中でも「付け回し」は、お店の売り上げにも直結する重要な役割であり、経験とテクニックが必要不可欠です。
店長や幹部クラスのベテランスタッフが仕事中にどのような動きをしているか、しっかりと観察しておくとよいでしょう。
【営業後】
●グラス類の片付け、洗い物
●店内清掃
●売上管理
●キャスト対応
●送迎手配
●ミーティングが行われる場合も
営業後は、片付けや売上管理をメインで行います。
お酒で潰れてしまったキャストの介抱も、黒服陣の役割の1つです。
更衣室やトイレなど、女性しか入りにくい場所での対応はガールさんがいると円滑に行えます。
また、店舗によってはキャストを含めた従業員全員で営業後にミーティングを行う場合もあります。
ミーティングの開催頻度は月に1回、週に1回などさまざまですので、開催周期や日程については、在籍店に直接確認してみましょう。
女性の黒服と男性の黒服は、名称(呼び方)が異なります。
黒服の性別 | 名称(呼び方) |
男性 | ボーイ、ボーイさん |
女性 | ガール、ガールさん |
仕事内容に大きな違いはありませんが、ガールさんの方がキャストの管理やメイク室のケアなど、女性ならではの業務を任される傾向にあります。
ガールさんとしてバイトするメリットは以下のとおりです。
●給料が高い
●男性と対等に働ける
●コミュニケーション能力が上がる
●人脈作りに役立つ
それぞれ上から順に解説します。
ガールさんの給料は、昼職と比較すると圧倒的に高額です。
役職 | 給与の平均額 |
正社員 | 月給28万円前後 |
アルバイト | 時給1,500円~ |
正社員であれば、28万円前後の月給が見込め、さらに店長・幹部候補まで上り詰めれば、月収50万円以上も狙える夢のある職業です。
スキルがなくても未経験から入社可能で給料も高いため、ガッツリ稼ぎたい人に向いています。
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ガールさんは性別により給与の差が生じることなく、男性と対等に働くことができ、特別なスキルや資格も不要です。
男性と比較されることもなく、やる気や頑張りは直接評価につながります。
成果が平等に判断されるため、働くモチベーションも維持しやすいでしょう。
ガールさんはキャバクラを支える裏方スタッフですが、お客様と直接コミュニケーションを行う機会も多いです。
顔馴染みのお客様に呼ばれて、一緒にテーブルでお酒を飲む機会も少なくありません。
これらの交流をきっかけに、自然とコミュニケーション能力が身につきます。
お客様に気に入っていただければお店の売上にも貢献できるため、常に円滑なコミュニケーションが取れるよう心がけましょう。
キャバクラには、幅広いタイプのお客様が来店します。
「会社の社長」「起業家」「業界人」など、職業や年齢もさまざまです。
お客様との交流を活かし人脈を広げることで、自身の活躍にもよい影響を与えるでしょう。
「なんだか怖そう」「あの人の雰囲気苦手だな」などの先入観を持たず、自ら率先してコミュニケーションを図ることも大切です。
ガールさんはメリットの多い職業ですが、当然デメリットもあります。
●生活リズムが崩れやすい
●体力が必要な一面もある
実際に働き始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、デメリットについて事前にチェックしておきましょう。
ガールさんは基本的に夕方から深夜にかけて働きます。
営業後のミーティングがあれば、明け方までお店に滞在することもあるため、生活リズムが不規則になりがちです。
他にも、昼職の友人・恋人・家族と予定が合わせづらい点もデメリットだといえます。
とはいえ、すべての店舗が夜間営業というわけではありません。
通常の会社員のように日中働く生活スタイルを希望する方は、朝キャバや昼キャバがおすすめです。
これからガールさんの仕事を始めようと検討中の方は、求人内容に記載された「就業時間」を確認しておくとよいでしょう。
ガールさんの業務は、基本的に立ち仕事です。
他にも、焼酎瓶やシャンパンなど瓶状の重たい荷物を運ぶ機会もあり、体力を消耗します。
また「利用客」「キャスト」「黒服の先輩スタッフ」など、多方面に気を配って行動しなくてはならないため精神的な気苦労が耐えないでしょう。
前提として、どんな職業も慣れるまでは大変です。
体力的にキャパオーバーしそうな時は、無理せず先輩スタッフに相談し、ペースが掴めるまで周囲のサポートを求めましょう。
キャバクラでは、お酒を飲みすぎて泥酔したり暴れたりするお客様に遭遇するケースもあります。
キャストに危害が加わりそうな場合は、黒服が仲裁役となってトラブル対処に徹します。
しかし、相手が男性であればガールさんは不利な状況に……。
力づくで押さえ込まれたら、到底太刀打ちできません。
このような場面に遭遇したら、速やかに男性スタッフに助けを求め、対応を任せましょう。
ガールさんに向いている人は、以下のとおりです。
●女性ならではの悩みを相談しやすいタイプ
●お客様と距離を縮められるタイプ
それぞれ理由について解説します。
キャストの相談役としてアドバイス・フォローするのも、黒服として大切な役割です。
男性には理解し難い悩みも、同性であるガールさんなら理解や共感が得られます。
「寄り添う心」「繊細な気配り」「共感力の高さ」これらに自信のある方は、ガールさんに向いているといえるでしょう。
お客様とのコミュニケーションも、重要な仕事の1つです。
人見知りせず誰とでもすぐに打ち解けられるタイプは、ガールさんに向いています。
「ノリがいい」「愛想がいい」「冗談を笑って受け流せる」という方はピッタリです。
勤務中はお客様の機嫌を損ねないよう、常に配慮した対応を心がけましょう。
ガールさんに向いていない方は、以下の特徴があります。
●気配りができないタイプ
●キャバ嬢に憧れてしまうタイプ
それぞれの理由について解説します。
ガールさんの仕事は、常に繊細な気配りが求められます。
お客様への対応や言葉遣いなど、マナーに配慮した気配りができない人はガールさんとして働くのは難しいでしょう。
また、キャバ嬢同士で派閥や争いごとが起きないよう、常に「中立の立場」でいなければなりません。
どんな相手に対してもストレスを与えないよう、細心の注意と配慮ある対応を心がけましょう。
ガールさんはキャバ嬢を陰で支える仕事であり、キャストよりも目立ってはいけません。
どんな時も主役はキャバ嬢です。
「お客様からチヤホヤされたい」「可愛がられたい」など、キャバ嬢より優位に立ちたがるタイプは、ガールさんではなくキャストに適しています。
脇役に徹することができなければ、ガールさんには向いていないでしょう。
店舗によってルールは異なりますが、求められたら一緒にテーブルに座ってお酒をいただくこともあります。
とはいえ、キャストのように長時間接客し続けることはありません。
数分程度の挨拶を交わし、「仕事があるので私はこの辺で失礼します。あとは女の子たちとごゆっくりどうぞ」と言って、速やかに席を離れましょう。
ガールさんを募集している店舗であれば、キャバ嬢からの転向も可能です。
実際にキャバ嬢からガールさんに転向するキャストも少なくありません。
ガールさんは正社員として働くこともできる職業です。
そのため、個人ノルマに左右されるキャバ嬢と違って精神的な負担をかけずに働けます。
また、お客様とのラインや電話など直接的なやりとりも強制されません。
このような利点に魅力を感じ、ガールさんとして働き始める方も多いようです。
ただし、キャバ嬢の時に指名を頂いていたお客様が来店しても、ガールさんには指名バック・ドリンクバックはつきません。注意しましょう。
この記事では、ガールさんの仕事内容やメリット・デメリットについて解説しました。
ガールさんは、周囲に対するきめ細やかな配慮や臨機応変な対応が求められる職業です。
大変な面はあるものの、経験やスキルがなくても挑戦しやすく、安定した収入を得たい方にピッタリだといえます。
この記事を読んでガールさんのお仕事に興味が沸いた方は、ぜひジョブショコラで求人検索してみてくださいね!