キャバクラの「付け回し」について解説!黒服が覚えるべきテクニックとコツ

キャバクラの「付け回し」について解説!黒服が覚えるべきテクニックとコツ

みなさんは黒服(キャバクラボーイ)業務の中でも花形と呼ばれる役割があるのをご存知でしょうか?
『付け回し』はお店の売上や評判などにも直結するため、経営において重要な役割を果たします。
そのため、黒服としてある程度経験を積んだスタッフが任されることが多いです。

 

そこで今回は、お店やキャストを支える重要な業務のテクニックとこなすためのコツについて詳しく解説していきます!

 

ボーイの仕事は「ドリンクやフードを配膳するウェイターでは?」と考えている方やお仕事に興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

キャバクラの「付け回し」とは?


付け回しとは、どのキャストをどこの席に『付ける』か、またどの席に『回し』たりするかを的確に判断し、指示する業務のことです。

 

いかにお客さん好みの女の子を『マッチさせられるか』がカギ!
キャストの個性を認識している必要があるので、お店の中でのコミュニケーション能力も必要になります。

 

キャバクラの場合はホールでの業務にも慣れ、周りからの信頼も厚いスタッフが担当するのが一般的です。
その采配の上手な黒服は幹部候補として昇進・昇給などのチャンスも自然と増えてきます!

 

売上を左右する重要なポジション


キャバクラ経営が軌道に乗るためには、どれだけ指名客を増やしていけるかが大切です。
そして、指名客を増やすにはフリーのお客さんを楽しませなければいけません。

 

そこで付け回しの出番!
お客さんの好みに合わせたキャストを見極めて配置しましょう。
そうすることでお客さんの満足度も上がり、その後の場内指名や延長、本指名に繋がっていきます。
また、キャストにとっては優先的にフリー席に付けてもらうことで接客の機会が増え、売上を伸ばすことが可能になります。

 

付け回しが上手いスタッフがいるお店はお客さんからの反響もよく、売上にも大きな影響を及ぼしていることがわかるでしょう!
    

キャバクラでの付け回しの流れを解説    

            
足を運んでくださるお客さんの満足度に影響するため、責任が伴う業務である付け回し。
そのため、任せてもらえるようになったら自分の働きぶりや能力が認められ、信頼されている証拠です!
いつでもスマートに対応できるよう、ポイントをしっかりと把握しておきましょう。

 

1.当日出勤しているキャストを把握する

        
前提として、在籍キャストの情報は頭の中に入れておきましょう。
清楚系・キレイ系・可愛い系・ギャル系などの見た目のタイプや、元気な盛り上げ上手・聞き上手などの特徴はキャストによって異なります。
希望の働き方や得意分野なども十人十色ですので、積極的にコミュニケーションを図り、1人1人と向き合うことが大切です。

 

そうしたキャストのタイプや特徴を把握した上で、当日の勤務状況を確認しておくと来店しても瞬時に相性を判断することができます◎

 

2.お客さんを観察して案内するキャストを考える

            
常連さんが来店した際は、好みのキャストを指名してくれる方も多いでしょう。
しかし、フリーで来店したお客さんの場合は、しっかり様子を確認することが大切です。

 

指名客を獲得するためにも様々なタイプのキャストを回し、その時々の表情や席の盛り上がりなどを見て、お客さんの好みや特徴を把握します。
盛り上がりたいのか、静かに飲みたいのか、キャバクラに慣れているのかなど、少しでも多くの情報を汲み取りましょう!

 

3.席の盛り上がりに合わせてキャストをチェンジする

            
初見の方やフリーのお客さんの好みを見抜くため、1セットのうち10分~15分のサイクルでキャストを回していくことが目安とされています。

 

会話が弾んでいたりキャストドリンクをもらっている場合は、無理に回す必要はありません。
延長や場内指名を獲得する確率をあげるためにも、しばらくそのまま楽しんでもらうか、別のタイプのキャストを付けるかの判断が求められます。
席の盛り上がり具合に応じて、臨機応変に対応しましょう。

 

4.席の時間を管理して延長交渉する

            
キャバクラでは、お客さんの滞在時間が長ければ長いほど売上を伸ばすことができます。
そのため、1セット(40分~60分)の終了間際にお客さんの席に伺い「延長はいかがですか?」と交渉することが大切です。

 

延長していただくには、お客さんが満足されているかを見抜くことがポイント!
スムーズに「延長しよう」と思っていただけるよう、時間内で好みやタイプを把握し、終了間際に相性のいいキャストを付けられるようにしましょう。
魅力的だと感じる相手であれば、その場で延長交渉が成功しやすくなります。
                

黒服が意識すべき付け回しのテクニック

              
売上を伸ばすために重要となる付け回し。
ここまで実際に働く上での流れについて説明してきましたが、上手く回すためのコツは何なのでしょうか。
ここからは覚えておきたいポイントをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

キャストの特徴を覚えておく

            
お店の主役である『キャストとお客さんをマッチングさせる』スキルが求められます。
お客さんの満足度をあげるためにも好みに合わせたキャストを配置する必要があるんです。
そのため、在籍キャストの情報はしっかりと把握しておくようにしましょう。

 

キャバクラで働くキャストの性格や特徴は様々です。

 

・清楚系、キレイ系、可愛い系、ギャル系
・盛り上げ上手、聞き上手、話し上手

 

このような情報を常に頭に入れておくことで、キャストの配置やチェンジをスムーズに行うことができます。

 

普段からコミュニケーションを取るのも大事

     
在籍キャストの性格や特徴に加え、当日の勤務時間などを把握しておくことも忘れないでください。

 

お客さんに接客を行う女性キャストは、当たり前のことですが大切なお店の顔であり、1人の人間です。
見た目や性格だけをもとに付け回しをしてしまうと、満足な接客が出来ない可能性もあります。
日頃から積極的にキャストとコミュニケーションを取り、1人1人の心のケアまで行えるとベストです◎
                  

お客さんの反応を細かくチェック


お客さんが満足しているサインを見逃すことなく確認しましょう。

 

・笑顔になっていることが多い
・常にキャストと目を合わせている
・会話が弾み、お酒の進むペースも早い

 

こうした反応や行動は満足しているサインです。
それぞれの席の様子をしっかりと見ておくことで、その席に付けたキャストは正解だったのか、すぐにチェンジをしたほうがいいのかを判断できるようになります。

 

この判断はスピードが命。1つ1つの反応を見逃さないようにしてください。

 

延長率の高いキャストを上手く付ける

        
どれだけ延長できるのかは売上が見込める事項の1つです。
もっとも延長につながりやすいのが『セット終了間際に延長率の高いキャストを配置』すること。
フリーの場合は、盛り上がっていたキャストを終盤に再度付けておくことも効果的です。

 

いかに「ここで帰るのはもったいない」と思わせるかがカギとなるため、実績のあるキャストを上手く回せるように時間配分も意識しましょう。

そのためにキャストの近況なども把握しておくことが大切です。

 

お金を持っているお客さんを見極める

            
来店された際には、身に着けている服やアクセサリー、時計などにも注目です。
高価なものを身に着けていたり、延長や場内指名が多いお客さんかどうかはしっかり観察して覚えておきましょう。

 

団体客であれば支払いをするのは誰なのかも見ておくことが重要。
そのお客さんの好みのキャストを上手く回せると、延長に繋がる確率も上がります。

 

指名被りは席を離して案内する

            
フリーのお客さんはどのキャストとの相性がいいのかを判断しますが、本指名が同じ時間内で被ってしまった場合はそれぞれの席を離すようにしましょう。

 

他のお客さんと楽しそうに飲んでいる光景を目の当たりにすると、嫌な気分にさせてしまうことも。

 

席を遠くするだけではなく、お手洗いに立った時や出口までの導線も配慮できるのがベストです。    
こちらはお客さんに対しての礼儀でもあるので、徹底するようにしましょう。

 

キャバクラの付け回しの方法    


基本的に回し方や考え方は同じですが、お店によっては異なる場合もあります。
ここでは
・ボード回し
・グループ分け
・黒服判断
についてご紹介します。
        

ボード回し

            
お客さんの顔や性格では判断せず、人数と席をボードやシステムに入力し、時間になったらキャストに回していきます。

 

こちらは回転ミスやキャストの付け忘れというタイムロスを防げることがメリットです。
一方でシステムでの管理となるため、ルール以外のイレギュラーな動きに対応することが出来ません。
そのため、延長や場内指名に繋がりにくくなります。 

   

グループ分け

        
キャストをいくつかのグループに分け、バランスを考慮しながら回していきます。
こちらは一般的に使われている内容であり、シンプルなため間違いが少ないです。
グループ分けにはいくつかのパターンがあります。

 

①人気があり、優先的に席に付けるキャスト
②指名がいくつかあり、コストパフォーマンスが高いキャスト
③新人や指名がなく、つなぎとしてヘルプされるキャスト

 

出勤キャストのグループをしっかりと把握し、状況に応じた判断が求められます。

 

黒服判断

            
特に定められたルールがなく、独自の判断で回していく方法です。
最近のキャバクラでは多く取り入れられています。

 

キャストの特徴をしっかりと把握し、お客さんの特徴を瞬時に判断した上で上手くマッチングすることが重要です。
しかし、その判断が出来ない黒服が対応してしまうとお店が混乱状態に…!

 

難易度は非常に高いですが、キャストの特徴・お客さんの反応・時間配分などに気を配ることができれば売上につなげることが可能です◎    

        

まとめ


キャバクラの付け回しについてテクニックやコツも含めてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

黒服業務の中でも特に花形とされるポジションですが、お店の売上や評判に大きな影響を及ぼします。
その日の状況によって臨機応変に対応するスキルが求められるため、責任が大きい分やりがいも比例して得られることでしょう。

 

キャストとのコミュニケーションやお客さんの観察など、今回説明したテクニックやコツを把握し、お客さんとキャスト双方を満足させることのできる「付け回し力」を磨いていただければ幸いです。

 

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